米国のバイデン大統領の息子であるハンター・バイデン氏に有罪評決となりました。
現職米大統領の子供が有罪となるのは史上初めてです。
ハンター氏は2018年に薬物中毒であったのにもかかわらず、銃を購入するために虚偽の報告をしたとして罪に問われていました。
また、ハンター氏はカリフォルニア州で脱税の罪にも問われており、ウクライナや中国の企業との怪しいつながりも指摘されています。
ハンター氏は専門性が無いにも関わらずウクライナ系エネルギー企業ブリズマで役員を勤めていました。そして、奇妙なことに当時の米国政府でウクライナ政策を担当していたのがバイデン副大統領でした。
バイデン氏は大統領就任前にハンター氏が所属していた企業を調査していた検察官の解任を促したことを自慢げに話していました。
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ハンター氏はトランプ前大統領の弾劾裁判により政治の表舞台に躍り出ました。
トランプ氏は2020年大統領選の対抗馬となることが予想されていたバイデン氏の弱みを探すため、ゼレンスキー大統領に対して親の七光り」でウクライナ系企業に採用されたハンター氏への調査を命じて、応じない場合武器支援の停止を示唆していました。
これがきっかけトランプ氏は下院により弾劾訴追を受けています。
バイデン政権は恩赦などの措置を講じてハンター氏の減刑を図ることは明確には否定していません。
しかし、現職大統領が自身の息子を恩赦した場合、司法が私的乱用されていると批判する共和党にお墨付きを与えてしまいます。
有権者の一定数はバイデン氏が息子へ恩赦を与えたいという心情を理解しているみたいです。
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司法が政治に巻き込まれる状況は危ない匂いがします。米国は大丈夫なのでしょうか?