香川の三豊まで出かけて得られること

いよいよ明後日から香川県三豊で「人生100年時代の資産デザイン」クラスが開講します。現在お申込みは28名で、募集は当日まで続く予定です。

こちらの講座は3か月に渡って毎月開催され、毎回会場とオンラインのどちらでも選択して参加することができます。

東京から参加する方の多くは、現地に1回ないしは2回足を運んで、残りはオンラインで参加というパターンのようです。

私は6月20日、7月23日、8月27日の3回とも、香川の三豊にある瀬戸内暮らしの大学の教室からお話させていただきます。

この講座がユニークなのは、東京で生活している私が香川の三豊で毎回お話させてもらうことです。東京以外で連続のセミナーを開催するのは今回が初めてです。

現地のセミナールームでリアルに参加する場合、毎回講座終了後に有志で少人数の懇親会を開催する予定です。三豊には地元の若者が夜な夜な集まる「ニュー新橋」というスナックのようなカラオケパブがあったりします。

講座の参加者同士の交流をするだけではなく、せっかく来たのであれば、三豊の民泊施設の見学、地元の人がたべる美味しいうどん(写真)やいりこラーメン、世界一美しい夕日が見える海岸など、泊まりで観光と視察をするのも良いと思います。

都会には無い自然の美しさと、のんびりとした雰囲気。その中に若者が移住してきて新しい街の再生が行われている不思議な情景には一見の価値があります。

地方再生が叫ばれ、多くの地方自治体が街おこしをしようと躍起になっていますが、そのほとんどは失敗しています。

その理由の1つは、地元の人たちに自分たちの魅力がどこにあるかが良く分かっていないことがあると考えています。

三豊が世界から人を集めているのは、きれいなビーチ、特産のいりこで作った漁師さんが食べるラーメン、地元の人が毎日のように通ううどん屋さんなどの昔から変わらないものの魅力を光らせる工夫があるからです。

三豊とそれ以外の地方都市は何が違うのか?そんなことも考えさせられる不思議な魅力に溢れた街です。

今回のセミナーをきっかけに人生100年時代の生き方へのヒントが提供でき、同時に三豊の街の魅力に気付くきっかけになればと思います。

以前開講していた丸の内朝大学と同じように、草創期ならではの面白いメンバーが集まりそうで、参加者の方とお会いできるのが今から楽しみです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年6月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。