石丸伸二さんが「発達障害」かどうかをめぐって議論沸騰

石丸伸二さんが東京都知事選で第2位になったことで、彼の特異な性格が話題になっています。特におもしろいのは、日本テレビの中継のやりとりです。

確かに古市さんが「政治屋と政治家の違いは?」と質問すべきところを「政治屋の定義」と言ってしまった面はありますが、常識で考えれば質問の意味はわかるでしょう。こういう空気を読まない会話は、自閉スペクトラム症候群(ASD)と呼ばれる発達障害の特徴です。

会話が噛み合わず、質問の細かい部分を何度も聞き返すのは、攻撃的に見えますが、発達障害の人は文脈から推測して話を合わせることができないのです。

「差別だ」とか「報告する」などというクソリプもたくさん来ましたが、当事者からは「私と同じだ」という投稿が多数。

質問に対する反応が遅く、インタビューに妙な間があるのも特徴。

ただ石丸さんが、まったく組織なしで166万票も集めた動員力はすごい。彼の武器はYouTubeやTikTokなどの動画ですが、これはラジオを巧妙に利用して大衆を扇動したヒトラーを思わせます。

ヒトラーも発達障害だったという説があります。

発達障害(ASD)という言葉は差別語ではありませんが、差別に利用されることもあるので、注意が必要です。

発達障害は人間関係は苦手ですが集中力が強いので、天才が生まれることもある。アインシュタイン、チューリング、ジョイス、ヴィトゲンシュタイン、スティーブ・ジョブズも発達障害だったといわれています。

発達障害にもいろいろなタイプがあります。石丸さんは社会生活ができないほど重症ではないようですが、一度、病院でみてもらったほうがいいでしょう。