6月下旬のテレビ討論会が終わってから、民主党内で米国のジョー・バイデン大統領が選挙戦から撤退するように求める声が出てきました。しかし、民主党を混乱に陥れている「バイデン降ろし」ですが、収まる気配がありません。
民主党重鎮のペロシ元下院議長がバイデン氏の選挙戦続行を明確に指示しなかったことが波紋を呼んでいます。
また、バイデン氏と一緒に献金パーティに参加していた俳優ジョージ・クルーニー氏もニューヨーク・タイムズの紙面でバイデン氏の撤退を求めました。
クルーニー氏が寄稿したNYTはテレビ討論会後にバイデン氏の撤退を要求する社説を掲載しています。
バイデン氏は書簡を公表し、選挙戦から撤退する気が微塵も無いことを示しています。「やれるもんなら党大会で俺を倒してみろ」という姿勢です。
バイデン氏はMSNBCに出演し、自分を追い出そうとする民主党員を挑発。「党大会で私に挑戦してみろ」
先日民主党の岩盤支持層であるアフリカ系米国人を代表する黒人議員連の代表がバイデン支持を表明しました。しかし、黒人議連の中でも撤退論は根強くあるみたいです。
バイデン氏にとって重要な防衛線である黒人議連は、外から見るとバイデン氏を支持する統一戦線ではない。関係者によると、一部のメンバーは内心、大統領に選挙戦から撤退してほしいと考えているという。
バイデン氏の主治医とパーキンソン病の専門家が面会していたことも、健康不安説を加速化させそうです。
バイデン氏は党大会で大統領候補として指名を勝ち取るまで持ちこたえることができるのでしょうか?