男から見てかっこいい男になる方法

黒坂岳央です。

同じ男から見て「この人はかっこいい」と思われるような男を目指したいものだ。ここでいう「かっこいい」というのは、外見や高級ブランドを持っているという次元の話ではなく、その人の生き方や哲学といった内面的な話だ。

それをたった一言に集約するなら「チャレンジし続ける人」である。これは非常に難しく、特に年を取るとドンドン脱落する。そんな中、ずっとチャレンジをやめない人は本当に尊敬に値すると思うのだ。

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停滞は緩やかな死

自分が最も恐れていることは「停滞」である。世の中や社会は絶えず進化し続けている中で、自分が停滞するということはこの世界から置いていかれるということを意味する。

自分は現時点では常にこれが頭の中にあり、あまり前進しない日々がしばらく続くと「このままではいけない!」と脳内でガンガンと警鐘が鳴り響く感覚を持っている。しかし、気をつけるべき点がある。それは人間は慣れの動物ということだ。いつしか停滞に慣れ、アラートが鳴り止み、停滞がコンフォートゾーンに感じて守りに入る。それは生命体としてではなく、あくまで社会的に見た緩慢な死に近い。

経営者の中にもいつしか「停滞」そのものが目的になり、変化に対応する代わりに「変化しなくても良い現状維持の経営」に尽力するようになるケースを見ることがある。そうなれば、売上も確実に下がっていき、会社の存続も難しくなっていく。だから停滞は受け入れてはいけないのだ。

チャレンジし続ける男はかっこいい

こうした前提を踏まえると、中高年になってもチャレンジをし続ける男はかっこいいと思うのだ。若者がチャレンジするのは珍しくない。体力も挑戦するホルモンにあふれている。だが、中高年で枯れない人は珍しい。それ故にかっこよく映る。

チャレンジするということは、失敗を受け入れる器があり、常に先端の情報やテクノロジーを追求する。行動力やリスクテイクをするテストステロンに溢れ、成長意欲、学習意欲が高いということだ。年を取り、体力が衰えて男性ホルモン値が低下すると挑戦しなくなる一般論があるため、つまりはチャレンジする男性は若いメンタリティを維持してエネルギッシュであるという証明なのだ。

「この人はまだ何か新しいことをしてくれる」という期待値があり、周囲にベットされるような人物だ。それが周囲からの応援を呼び込むのである。

チャレンジをやめると魅力が低下する

その逆に挑戦しなくなると、全員ではなくあくまで傾向の話ではあるが、人的魅力が低下すると思っている。

常に愚痴不満が多く、世の中に攻撃的で他人の足を引っ張ったりダメ出しをする人の共通点としては、自分で何もチャレンジをしていないケースが多い。自分の人生の未来を完全に諦め、自分で何もリスクを取らない焦燥感から、他人の足を引っ張って自分と同じ水準まで引きずり下ろして安心を得ようとしてしまう人を見ることがある。

それを裏付けるように一般的には、誹謗中傷や立場の弱い店員さん相手にトラブルを起こして訴訟や逮捕されるような人は、チャレンジをしていない共通点を持つ。逆に挑戦者をするとそういった行動はしなくなる。自分が頑張っているから、他人の努力するすごさを理解できるし、そこに一定のリスペクトを払うので稚拙な攻撃などはしない。そして日々、自分自身のチャレンジに忙しく、そもそも他人を見る時は「何か自分にプラスの情報はないか?」という「リサーチの対象」としてなので、ストレス解消に攻撃をする理由にしないのだ。

チャレンジをし続けるには環境づくりが賢明である。先端の技術や情報を取り入れる習慣を作り、向上心、成長意欲を刺激される人間関係を構築する。筋トレでテストステロンを出す習慣も勧めたい。自分自身がパーソナルジム通いを始めて明確にメンタルにプラスの影響があったと実感する。

 

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。