予約困難店の「次の予約は3年後」で考える自分の未来

今週お誘いいただいた五反田にある飲食店は、お腹いっぱい食べて、オリジナルドリンクから日本酒まで飲み放題で税込み14,000円という大人気のお店です。

この日の名物の〆のカレー(写真)は、とうもろこしご飯にカレーでおかわり自由。その後に冷麺とデザートまで出てくる凄いボリュームでした。

人気過ぎて新規の予約は受け付けていないようで、今回予約を取ってくれた方が次回予約をしていましたが、1番早くて3年後の9月。つまり2027年9月が最短の予約日でした。

1年先まで予約が取れないお店は今や珍しくありませんが、3年とはちょっと気が遠くなる期間です。

今回参加したメンバーで、また3年後の再会を約束しましたが、そこで思ったのは3年後に自分は何をしているかです。

まず自分の健康状態が心配です。今と同じように、好きなものを食べ、自由にお酒を飲むことができるのかどうか。

年齢と共にそんなにたくさん食べられなくなっているかもしれません。次回も〆のカレーはおかわりできるのか?真剣に考えると少し心配になりました。

そもそものライフスタイルが変わっているかもしれません。

今のところは可能性ゼロですが、東京から離れているかもしれませんし、家族構成が変わっているかもしれません。外食することが今よりさらに減っている可能性もあります。

今回の飲食店の予約をきっかけに自分の未来を想像してみると、わずか3年であっても想像がつかない変化が起こっている可能性に気がつきました。

変化が良い方向に向かっていれば良いですが、悪い方向になることもあり得ます。

確実に言える事は、40代の頃の変化に比べ、シニアになって再び同じ時間の経過に対する変化が大きくなっていくことです。

肉体的な衰えを自分自身の努力によってカバーしながら、これから3年の変化をポジティブに楽しむ方法を考えなければいけません。

お腹いっぱいになった帰り道を1人で歩きながら、そんなことを考えました。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年7月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。