パリオリンピック帰国後の会見で「鹿児島の特攻資料館に行って、生きていることを、そして自分が卓球をこうやって当たり前にできているということは、当たり前じゃないというのを感じたい」と語った卓球の早田ひな選手の発言に、中国、さらに韓国から非難が殺到する思わぬ事態が起きています。
早田選手の発言の文脈を無視して持論を投影しする人が巷に溢れました。共同通信は、中国の樊振東選手と孫穎莎選手が早田選手へのフォローを外したことを報じています。
「国家、国民を守る為に特攻で散華された英霊のお陰で今の日本がある事は忘れてはいけない」と受け取る人も多く見られます。
「靖国参拝批判は詭弁だということが明らかになった」という主張も見られます。
そもそも靖国と特攻資料館の違いを理解している人は少ないのかもしれません。
「特攻があったから今の日本が幸せで平和だっていうのはちょっと違う」という発言も。
古市氏のこの発言に対して「早田選手はそんなこと言っていない」という批判が溢れました。
古市氏からは「特攻隊を美化する風潮を批判しただけでそんなこと言っていない」と再反論がなされました。
どちらかといえば早田選手の意図は純粋に「戦争反対」のように見えます。逆に左翼・リベラルの人が早田選手を擁護する姿はあまり見られません。こういうときこそがんばってほしいところですがなにかに配慮しているのでしょうか・・・。
早田選手が「特攻隊を美化している」とはとても思えませんが、発言の意図から離れた意味で受け取られ、その反応がさらに曲解され、なにを議論しているのかも判然としなくなって批判だけが残ることになってしまいました。
■
さらに現在中国では、石川佳純氏がパリ五輪前に必勝祈願で東郷神社を参拝していたことで、こんどは石川氏の中国でのSNSが炎上しているそうです。