民泊の良さ、ホテルの良さ

今回の京都の滞在時に友人が持っている宿泊施設を好意で利用させて貰いました。こちらは民泊として一般貸出しで営業しているものではありませんが、仕様は似ています。

広いキッチンがあって、鍋や包丁などの調理器具や調味料なども揃っています。京都の台所である錦市場に買い出しに行って、自炊をすることができました。

また、ワインセラーとワイングラスも設置されており、友人が持っているこだわりのワインを実費で飲ませてもらいました。それ以外のアルコール類も冷蔵庫に入っていたので、わざわざ買いに行く必要がなく助かりました。

旅行先で飲食店にいかず自分の泊っている部屋でゆっくり食事ができるのは、たまには良いものです。

民泊の場合、ホテルに比べてロケーションが悪くなることがあります。今回の宿泊先もいつも泊まっているホテルよりは少し離れた場所にあり、移動には徒歩ではなくバスやタクシーを使うことになりました。

天気が良かったので問題ありませんでしたが、車寄せなどもありませんから雨の日などは少し面倒です。

また、当然のことながらホテルのようなジムはありません。その点もマイナスポイントです。

民泊の最大のメリットは部屋が広いことです。今回の物件も2フロアで、1階にはリビング以外に2部屋あり、大人数で使うこともできます。広い部屋に大人数で宿泊すれば、ホテルに比べて圧倒的に低コストになります。

SrdjanPav/iStock

ホテルは宿泊するという感覚ですが、民泊の場合は「滞在する」という感覚が強くなります。1泊だけではなく、連泊して長期間滞在する場合には、自宅感覚で利用することができ、価値があると思いました。

ホテルの画一的なサービスとは異なる個性的な体験ができるのが民泊の魅力です。国内では民泊施設を利用する機会があまりありませんでしたが、今後は積極的にユニークな施設を探してみようと思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年9月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。