千葉修司さんが教えてくれた「運とお金の関係」

北海道で事業経営する千葉修司さんの出版記念講演会にゲストとして登壇してきました。千葉さんとは同い年で仲良くしていただき、北海道の余市にある千葉さんのサウナ付きの別荘には何度もお邪魔しています(写真)。

千葉さんは「運」の研究をしているということで、講演会のゲストとして運を良くするにはどうしたら良いか?というテーマが与えられ、4分間スピーチをしました。

私の結論は、運を良くするため必要なのは「リスクを取る」ことと「人に与え続ける」ことの2つです。

「リスクを取る」とは、目の前を通り過ぎていくチャンスを取りにいくということです。すべての人には平等に目の前にチャンスが転がっています。そこでそれを取りにいくのか、それとも傍観して見逃してしまうか。この積み重ねが結果の違いになります。

「悩んだらやってみる」「失敗しても成功するまでやる」という行動原則を繰り返せば、いつか結果が出て運が良いと感じることになるのです。

運が悪いと思うのは、自分がリスクを取ってチャレンジしていないだけのことです。

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また「人に与え続ける」ことも重要です。誰かに何かをしてあげることで、徳を積むことができ、それは「徳の貯金」として相手の心の中に積み上がっていきます。それがいつか思いもしない形で自分に返ってくるのです。

与えてもらうことばかりを求める「クレクレタコラ」には人は集まりません。惜しみなく与えてくれる人に人は感動して、何かしてあげたいと思うのです。

人に何かを与えるためには、与えるものを持っていなければなりません。自分の能力や人脈もそうですし、お金も大切です。人を紹介してくれたり、気前よくお金を払う人には、人が集まります。

そう考えれば、「お金」も運に大きく関係する。つまり「運とお金」には密接な関係があります。

千葉さんは運の専門家ですが、私はお金の専門家です。周りにいる人達のお金を増やすお手伝いをすることで「人に与え続ける」ことをライフワークにしようと改めて思いました。

まだ本は完成していない!ということですが、千葉さんこの度はご出版おめでとうございます!


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年9月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。