自民党総裁選に立候補している河野太郎氏の「ネトウヨ」発言が話題になっています。
河野氏は中国・深圳での日本字学童の殺人事件をめぐり中国政府に対して強く抗議することを求める人たちを「ネトウヨ」だと批判し、冷静な対応を行っていく必要性があることを主張しました。
痛ましい事件は9月18日に発生しました。中国当局は日本人学童を殺害した男性の動機を調査中とのことですが、中国という国の閉鎖性を鑑みると、真相がいつ明らかになるのかはわかりません。
河野氏の発言に対して「腰抜け」であると批判する声も。
しかし、可能性に満ち溢れた子供が無慈悲に殺害されることを黙って見過ごせる人も少ないのではないでしょうか?
怒りを抑えられないことにより強い口調で河野氏を批判する人たちもいます。
今ではあり得ませんが、戦前の日本は中国での邦人殺害を理由に、大陸への軍事介入を繰り返しました。
これが支那事変という泥沼につながり、日米戦争の遠因にもなりました。
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中国大陸で邦人に危害が加えられ、権益が侵害されていたことに対して戦前の日本政府は無為無策の「軟弱外交」だと批判されていました。古来から日本との経済的結びつきが強い中国との関係、そして対抗措置を求める世論への配慮を両立させることは、日本外交の永遠の課題です。