家事代行で上手に時間を買う3つのコツ

黒坂岳央です。

ダスキンの家事代行サービスを利用して10年ちかく経過した。昔は「家の中を見られたくない。知らない人を自宅にあげたくない」とか「なんとなくお金がもったいない」という思い込みがあったが、今では代行なしでは考えられないほど活用している。家事に追われている人はぜひ検討してもらいたい。

家事代行を上手に活用するコツをシェアしたい。

koumaru/iStock

お掃除ロボ&代行で掃除

筆者の家庭は田舎の一軒家なので非常に広い。田舎で土地が安いので広いと言っても何の自慢でもなく、この周囲の人は似たようなだだっ広い家に住んでいる。

家が広いということは子供たちが騒音を気にせず、伸び伸び生活できる反面、部屋数が多くて掃除が非常に大変である。筆者の家は掃除の8割は3台ルンバを買って稼働させている。部屋数が多くて広いので、1台だけだとバッテリーが持たないこと、1階と2階の移動が面倒なので複数台購入して使っているのだ。

しかし、ルンバだけでは掃除ができない場所はどうしても残る。その残り2割を代行で掃除をしてもらっているのだ。排水口やお風呂、エアコンなど人力を必要とする掃除をすることで、最も合理的に掃除ができる。もちろん、それでも細かい部分の掃除は残るが全体の1割以下に抑えられている。これをするようになって自分は「年末の大掃除」をした記憶がない。一年中、家の中がきれいだからだ。

「掃除」という家事に必要な時間を大幅に削減できるのだ。

宅食サービス

一日三食、基本的には筆者が料理をしているのだが、それでも週末や仕事が忙しい時は食事の準備が十分でないタイミングがある。そこでスキマを埋めるために利用しているのが、宅食サービスだ。

よく見かけるお弁当形式ではなく、真空パウチで保存量の使用を控えられた健康的なもので、火を入れて味付けをすればすぐに食べられる様になっている。野菜も豊富で子供の健康を考えると問題ない作りになっているので、どうしても準備の手が間に合わない時は非常に便利だ。

宅食を利用する前は「今日は料理の準備が難しいので外食にしよう」という時もあったが、外食は帰宅時間が遅くなって明日に差し支えるし健康にもあまり良くない。迷ったら宅食サービスの利用を検討したい。

買い物代行

必要な買い物だが、自分たちでいくのは時間の捻出が大変、そんな時は買い物代行が便利だ。

「買い物は通販でいいのでは?」と思われるだろうし、実際ほとんどはそれでいい。だが、大型家電が故障してしまうと通販で到着は待てず、即日で必要になる。そんな時は代行で電器店で買って持ち帰ってもらっているが非常に助かっている。

代行サービス、というとお金持ちだけができる優雅なもの、というイメージがあるかもしれない。だが、必要な時だけ単発で使えば思ったよりお金はかからない。基本的にはできるだけハイテク家電で自動化しておき、人力が必要な部分をピンポイントで代行で処理する。こうすることでまとまった時間を買うことができるのだ。

 

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。