石破茂首相は、派閥による「裏金」事件に関連する議員の次期衆院選での対応について、比例代表との重複立候補を認めない方針を表明しました。
参照:自民に激震「比例重複認めず」 非公認対象広がる 党勢後退すれば首相の責任問題も 産経新聞
また、政治資金報告書に不記載があった議員や処分が継続中の議員について小選挙区での公認を行わないとし、信頼回復を図るため厳しい対応に踏み切りました。
石破首相は党執行部との協議を経ての決定であることを強調しました。それにしても大量の処分です。
これにより自民党内からは大きな反発が予想されますが、世論を意識した石破首相は政治資金に関する問題に対して自民党として厳格に対応する必要があると訴えています。
非公認という非常に重い処分になった衆院議員は以下の6名です。
- 三ツ林裕巳元副内閣相(党役職停止1年):埼玉13区、安倍派
- 下村博文元文科相(党員資格停止1年):東京11区、安倍派
- 平沢勝栄元復興相(党役職停止1年):東京17区、二階派
- 萩生田光一元政調会長(党役職停止1年):東京24区、安倍派
- 高木毅元国対委員長(党員資格停止6カ月):福井2区、安倍派
- 西村康稔元経済産業相(党員資格停止1年):兵庫9区、安倍派
安倍派からは大きな反発が起きています。安倍派は壊滅してしまうのでしょうか。
内閣支持率が期待ほど上がらず『政治とカネ』の問題に焦点が当たってしまいました。この行き当たりばったりの対応で安倍派壊滅どころか自民党は分裂してしまうのでしょうか。
衆院選で自民党議員の落選が相次げば石破首相自身が責任問題に直面する可能性が出てきます。