10月8日、日本維新の会の浅田均参議院議員が参議院の本会議で登壇し、代表質問を行いました。その際に石破茂首相の持論である「アジア版NATO」について言及しましたが、NATOという単語を発した途端になぜか議場は笑いに包まれていました。
北大西洋条約機構の通称であるNATOは、日本語読みだと「ナトー」と発音しますが、英語読みだと「ネイトー」となります。浅田氏は演説では「ナトー」と「ネイトー」と入れ混じっていますが、両方の発音も決して誤りではなく、逆に浅田氏に教養があることを示しています。
しかし、浅田氏の「ネイトー」発言をばかにし、教養の無さを露呈したと指摘する人もいます。とんだ勘違いです。
浅田氏が「ネイトー」と発音したとき、閣僚席に座っていた村上誠一郎総務大臣は爆笑しています。
村上氏も含め、国会議場で浅田氏のことを笑っていた議員の皆様は、なぜ笑っているのでしょうか?
教養のない国会議員から笑われた浅田氏を擁護する人も。
浅田氏が「正しい」英語の発声をして嘲笑されるという現実は、なぜ日本人の英語力が伸びないかという問題と直結しているように思います。