「コントワール・ド・クレーム」は、18区の北の方にある、ワインバー。バルベスとクリニャンクールに挟まれた駅でドキドキしながら地上に出ると、あら、なんだかとってもよい感じ。のどかでサンパで明るく楽しげ。
へー、あの二つのエリアに挟まれて、こんな場所があったのねー。と、一緒に川渡ってきた友達と、まずはお散歩。
地中海が香るタパスと自然派系ワインでもてなしてくれるワインバー。最近マイブームのジントニックで乾杯&モルタデッラをつまむ。
アランティーニ(3種チーズでまろやか)、パタラ・ブラバス(味噌マヨ&チリマヨ)、ノワゼットと柘榴トッピングの焼きなす、そして旨味が乗った牛カルパッチョ。
ワインは、芳醇で香り高いイタリアの白と、爽やかでフルーティーなボルドーの白。
もぐもぐ、ごくごく、おいしいねー♪ ぺちゃくちゃ、にこにこ、たのしいねー♪
最後は、濃厚ムースオショコラに、スペイン風にオリーブオイル&フルールドセルがけ。これがなかなか素晴らしく、ほとんど一人で、最後は器舐めんばかりに味わう。
中も雰囲気よいけれど、今日はテラスで夏の夕日を楽しみながら。この店も横や近隣のカフェも客層よいし、道を歩く人たちもみんなとってものんびり楽しそうで、ほんと感じよいエリアで居心地いいねぇ。
近くに本店「クレーム」があるというので、帰り道、サクレ=クール寺院を裏から眺めながらてくてく見に行くと、こちらも「コントワール・ド・クレーム」同様大繁盛。2軒の間にはとても美しい建物が並ぶ一隅があったりと、界隈の魅力にびっくり。
テラスでカジュアルにおいしく楽しむ、正しい夏の夜に感謝。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年7月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。