衆議院選挙の投開票が10月27日に控え、自民・公明両党の苦戦が予測されています。一部では「自公過半数割れ」の可能性も報じられていますが、結果は不透明で投票行動をまだ決めていない層の動向が鍵となっています。
また、自民党の内部では一部の非公認候補に対する党資金の支給が問題視され、批判の声も挙がっています。
選挙情勢調査では与野党が伯仲している選挙区が20~30程度あり、与党のリードはごく僅差であるため、自民・公明が勝敗ラインとする過半数の議席確保は現時点では不透明です。
しかし、過半数を割る場合は石破首相の辞任が囁かれるものの、本人には辞任の意思が薄く、与党内でも「続投を望む」声が多いという見方も。
過半数割れとなれば、与党内で過半数を補うための調整が必要となり、非公認の当選者や一部野党との協力が検討される可能性があります。一方で、国民民主党や日本維新の会は一部政策ごとの協力は検討するものの、大連立には否定的な姿勢です。
一部で再び高市早苗氏の待望論が浮上しています。これで保守層の支持が戻ってくる可能性があると考えられていますが・・・。
参照:自公過半数維持からの衆参同日選挙へ:日本保守党の躍進で自民保守派は全滅 八幡 和郎
さらに、選挙後の経済政策に影響が及ぶ可能性もあります。仮に与党が過半数を維持しても、自民党内の反主流派との対立が表面化する可能性があり、経済政策の推進に影響が出るかもしれません。
いずれにせよ自民党の大敗は確実な状況です。急いで解散を行い、「裏金選挙」となったことが悪手となりました。今後は内閣総辞職か、あるいは連立政権の選択肢が考えられます。
そして石破政権は歴代最短で終わってしまうのでしょうか。