ドナルド・トランプ氏が新政権の国家情報長官のポストに元民主下院議員のトゥルシー・ギャバード氏を指名しました。インテリジェンス機関が収集した情報をまとめ、その結果を大統領へブリフィーングをするという重要な任務があります。
ギャバード氏は元々はハワイ州選出の民主党下院議員でした。
また、同氏は2020年には民主党大統領候補を決める予備選に出馬し、飛ぶ鳥を落とす勢いだったカマラ・ハリス上院議員を撃沈させました。
ギャバード氏は当時オバマ政権が対立していたシリアのアサド大統領と面会を行ったり、ロシアのウクライナ侵攻を擁護したりと破天荒な人物として知られていました・
ギャバード氏の指名発表後、日本の再軍備を憂慮する同氏の過去の発言が話題になっています。
真珠湾攻撃の恨みは根深いみたいです。
日本の太平洋侵略を思い起こすとき、私たちは自分自身に問いかける必要がある。現在進行中の日本の再軍備は本当に良い考えなのか? 近視眼的で利己的な指導者たちが、私たちを再び再軍備された日本と直面させることにならないよう注意する必要がある。
退役軍人でもあるギャバード氏は無益な米軍の海外派兵に警鐘を鳴らしていました。
しかし、民主党がウクライナ支援に前のめりなっていくことに嫌気が差し、共和党員に転向を果たしています。今回の人事は、トランプ陣営のウィングを広げることを可能にしたギャバード氏への論功行賞という意味合いがあります。