2022年に女子大学生に性的暴行を加えたとして起訴され、1審で実刑判決を受けた滋賀医科大学の男子学生2人に対し、大阪高等裁判所は逆転無罪の判決を言い渡しました。
この事件では、27歳と29歳の元男子学生が、別の元学生と共に知人の女子大学生に暴行を加えたとして起訴されていました。1審の大津地方裁判所は、女子学生の証言を信用し、27歳の被告に懲役5年、29歳の被告に懲役2年6か月の実刑判決を下していました。しかし、2人は無罪を主張し控訴していました。
大阪高裁の飯島健太郎裁判長は、18日の判決で「女子大学生が被害を申告した主な目的は、当時の様子を撮影した動画の拡散防止だった」と指摘しています。また「動画の内容から暴行や脅迫があったとは認められず、同意があった疑いを払拭できない」として、1審判決を覆し無罪を言い渡しました。
また、女子大学生の供述に不自然な点があると指摘し、1審が証言を十分に検討せず信用したことを不合理としました。
この判決に憤りを隠さない人もかなり多いです。
無罪でも退学処分が取り消しにならないと思われます。
弁護側は「1審判決は不当であり、高裁での判断が正当な評価だった」とコメントしています。