2泊3日の札幌滞在でしたが、初日の夜から、翌日の昼夜と地元の方のお勧めのお店を食べ歩いて充実した旅行になりました。
初日のレストランでは、今や入手困難となっているドメーヌタカヒコさんのワインをボトルで2本味わうことができました(写真)。
特にナナツモリ ブラン・ド・ノワール2020は大好きなワインで、もう二度と飲める事はないと思っていたので、また飲めたのは本当に感激でした。
このドメーヌタカヒコさんだけではなく、北海道のワイナリーには独自の個性を持ったところが多く、今や山梨県や長野県などのワイン産地と肩を並べるレベルです。
北海道と言えば、海産物も有名です。厚岸や仙鳳趾などは牡蠣で知られていますし、余市は最高レベルのあん肝が採れるそうです。
クオリティーの高い海産物の多くは東京の豊洲市場に送られてしまうようですが、札幌では東京よりも圧倒的な低価格で味わうことが可能です。
ワインや海産物だけではありません。
千歳空港でたまたま見つけたブルーチーズドリーマーの江丹別の青いチーズは「青カビ王子」と呼ばれる伊勢昇平さんが手がけるおいしいブルーチーズでした。
さらに興部(おこっぺ)町にある冨田ファームさんが造るジャパンブルーおこっぺは、黄色いブルーチーズですが、こちらも深みのある素晴らしいチーズで今までの日本のチーズの概念が変わります。
ワインやチーズのような発酵技術を使った商品は日本のお酒や醤油・味噌などの伝統文化と共通点もあり、また品質に対するこだわりを持つ職人気質な日本人が手がけるのに得意な分野ではないかと思います。
素晴らしい食材が次々と生まれる北海道は、これから更に食の新しい中心地として日本だけではなく世界から人を引き寄せる場所になるはずです。
今年も定期的に出かけてみようと思います。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年2月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。