食品価格、2月も1656品目の値上げ:あらゆるものが高騰する2025年

帝国データバンクのまとめによると、2月の食品の値上げは、冷凍食品などを含めた1656品目が対象とされ、2か月連続で1000品目を超えることが明らかになりました。

同社によると、円安の影響による輸入コストの増加に加え、人件費や物流費の上昇が、値上げの主な要因とされています。

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また、NHKが国内の大手企業100社を対象に行ったアンケート調査によると、2025年の物価について、回答した企業の84%が「全体として値上げする見通し」と答えました。

物価上昇の影響もあり、日銀は1月24日の金融政策決定会合で追加利上げを決定しました。

しかし、円安の背景は、構造的な円売り圧力の継続があるため、為替はほとんど反応しませんでした。日本の貿易収支は2024年まで4年連続で赤字となっており、こういった要因により予想以上に日本から資金が流出している状況です。

恐ろしいほど物価が上がっでいるのを実感するきょうこの頃です。

もちろん食料品だけでなく、電気代も上がります。

これからはインフラの維持にも値上げが必要です。

また、社会保険料も上がり続けることが決定しています。

物価高対策は賃上げの動向に懸かっているとは言われますが…。

なお、今年1年間に値上げが予定されている品目は、すでに判明しているものだけで8800品目を超えており、現在のペースが続けば、年間の値上げ品目は1万5000から2万品目に達し、昨年1年間に値上げされた1万2500品目を大きく上回る規模となるそうです。