メガバンクで770円払って振込手続きをするのは勿体ない

BBuilder/iStock

「わかっちゃいるけどやめられない」ことがあります。ずっとやめられなかったメガバンクでやっていた振り込み手続きを、ようやくネット銀行に移行させています。

メガバンクの振込手数料は値上げが続いています。私が使っている三菱UFJ銀行は法人だと他行振込が最低770円、りそな銀行も4月1日から770円になるようです。

これに対し、GMOあおぞらネット銀行の振込手数料は通常145円ですから5分の1です。しかも今はキャンペーン期間で利用回数の上限なしで1件100円です(写真)。

ネット銀行の振込手数料が安いことは知っていましたし、ネット銀行なら店舗やATMに行かなくても手続きできる利便性があります。

しかし、メガバンクからネット銀行にシフトするには、取引先からの入金口座も変更してもらう必要があります。今までメガバンクに振り込んでもらっていたものをネット銀行に一斉に変えてもらうのには少し準備が必要でした。

また、本店登記住所で郵便物を受け取れないと口座開設できないネット銀行もあって、口座開設にも思った以上に時間がかかってしまいました。

お金を借りているメガバンク口座からは毎月返済金額が引き落とされますから、これまで通り一定の残高を入れておく必要があります。しかし、それ以外の振込による支払いはすべてネット銀行に変更してコストと手間の削減を行う予定です。

当社の場合、毎月平均で10~20件程度は振込手続きが発生します。月に5,000~1万円程度のささやかなコスト削減ですが、不便なものに高いコストを払わなくなって良くなったので気分的にはとてもスッキリしました。

個人口座に関しては以前からSBI新生銀行を使って振込をしています。こちらは一定の条件を満たせば月間10回まで振込手数料無料という大盤振る舞いです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年2月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。