一時は凍結が指示された米国による対ウクライナ軍事支援ですが、それが「ほぼ解除された」とトランプ大統領が記者団に伝えました。
ニュース:トランプ大統領、エアフォースワンの記者団に対し、ウクライナ情報共有の一時停止は「ほぼ解除された」と発言 詳細は不明。今週のサウジでの会談で大きな成果が期待される
ゼレンスキー大統領がロシアとの停戦に消極姿勢を見せていましたが、トランプ政権からの圧力を受け、態度を緩和させました。
終わりのない戦争は誰も望んでいません。ウクライナは永続的な平和に近づくために、できるだけ早く交渉のテーブルに着く準備ができています。ウクライナ国民以上に平和を望んでいる人はいません。私のチームと私は、トランプ大統領の強力なリーダーシップのもと、永続的な平和を実現するために取り組む準備ができています。
これに満足したトランプ政権は停戦協定を視野に入れたウクライナとの交渉をサウジアラビアでスタートさせています。
一方でロシアに対する「宥和政策」を批判されていたトランプ大統領でしたが、ロシアが停戦に応じない場合は容赦しない姿勢も見せています。
「ロシアが今まさに戦場でウクライナを徹底的に『叩きのめしている』という事実を踏まえ、停戦と平和に関する最終合意に達するまで、ロシアに対する大規模な銀行制裁、制裁、関税を強く検討しています。ロシアとウクライナは、手遅れになる前に今すぐ交渉のテーブルに着いてください。ありがとうございます!!!」 – ドナルド・J・トランプ大統領
トランプ氏は昨年の大統領選前から、平和を実現するためにウクライナだけではなく、ロシアへの圧力も強めることを言明していました。有言実行です。
ロシアの識者の中にはトランプ氏が「親露派」だとして喜んでいる人もいますが、油断は禁物です。