問題がさらに深刻なことがわかったのになぜかCM再開を急ごうとする不思議

フジテレビの第三者委員会の調査報告会見が行われた件で、キリンはCM出稿停止を続ける方針と報じられています。

一方、サントリーの方はというと、

【【速報】経済同友会の新浪代表幹事「CM再開を検討していく段階」“フジテレビ問題”第三者委員会報告書の公表受け 】

フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスの第三者委員会による調査報告書が公表されたのを受けて、経済同友会の新浪代表幹事は、これからはCMの再開を検討する段階にきているとの認識を示しました。

経済同友会・新浪代表幹事:
調査報告書およびフジテレビの再発防止策、こういったものについて具体策をしっかりと確認した上で次の段階としてはCMの再開というものを検討していかれる段階に来ている。

新浪氏は、調査報告書では、フジテレビの文化や人権・コンプライアンスに課題があることが明確にされたとしたうえで、フジテレビから公表された対策をめぐるロードマップは企業文化を変えていく意思があらわれているとの認識を示しました。

そのうえで、次のステップに進んでいくことを検討していく状況にあるとして、再発防止と企業文化を変えるアクションを確認したうえで、自身が持ち株会社の社長を務めるサントリーでもCM再開を検討する考えを示しました。

一方、キリンホールディングスはフジテレビの広告出稿の停止を継続することを発表しています。

(2025/4/2/ FNN)

第三者委員会の報告で判明したのはさらにひどい実態だったと思うのですが、CMを再開する理由ってどのへんにあったのかブログ主にはさっぱりわかりません。

ここまでくると新浪剛史氏のセンスのズレっぷりはさすがと思います。経営者としては会社を傾けていくだけではないでしょうか?

だから経済同友会とかいうお友達クラブの代表をやらせて本業の方に関わる時間を少なくさせてるのではないか?なんて邪推したくなります。(2025/4/2)

フジテレビの性接待問題の件で第三者委員会の報告が行われたわけですが、その件でさらに問題が深刻なものであり、会社として行われていたものであることも判明しました。

キリンはCM停止を当面続ける事を明らかにしている一方で、新浪剛史氏はなぜかCM再開を進めようとする姿勢が異常に目立っています。

第三者委員会の報告ではスポンサーからのハラスメントというものも指摘されていました。スポンサーから肉体関係を求められた等のスポンサーからのハラスメント被害(複数)とあります。

フジテレビ問題第三者委員会報告書より

問題がまるで解決されていないのに妙にCM再開を急ごうとしている社はやましいことでもあるのではないかと、どうしても疑いたくなります。

問題はちっとも解決されていないわけですし、内容の深刻さを考えれば、過去のTBSのワンダフル乱交パーティー事件などの事例もあり、フジテレビに留まらずやはり業界全体の慣習になっていたのではないか?ブログ主はそういう疑念をより強くしました。(2025/4/4)


編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年4月2・4日のエントリーより転載させていただきました。