石破首相は、最低賃金の引き上げを進めるため、国の審議会が示す目安を超えて引き上げを行う都道府県に対して、補助金や交付金を通じて重点的に支援する方針を示しました。しかし、このような支援は生産性の上がらないゾンビ企業の延命に繋がっているとかねてから批判があがっていました。
石破首相 最低賃金引き上げへ “国の補助金などで支援の方針”https://t.co/4TNSJhLGdq #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) May 22, 2025
これは、中小企業や小規模事業者、地方で働く人々にも賃上げの効果が行き渡るよう後押しするためだそうです。
賃上げ補助金は企業向けにはあるけど都道府県に。訳がワカラン
最低賃金引き上げへ都道府県に補助金 石破首相、政労使会議で表明 – 日本経済新聞 https://t.co/V9wmeqGqOd
— 中嶋よしふみ@Yahoo!ニュースに配信する編集長️専門家向け執筆指導✏️保険を売らないFP (@valuefp) May 22, 2025
他の政策よりはましだという意見もありますが・・・
良いと思う
賃上げは本筋、減税ではない
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— デービッド・アトキンソン David Atkinson (@atkindm) May 23, 2025
「人手不足倒産」として問題視されていましたが、実際は「低賃金倒産」というべき状況です。
政府や自治体が補助金や税制で中小企業を延命するから、赤字なのに資金繰りが続くゾンビ企業が増殖している。彼らは賃金を上げないから人も集まらない。最低賃金を上げて淘汰し、労働市場を流動化すべきだ。
— 池田信夫 (@ikedanob) March 10, 2025
このような支援によって、効率の悪い企業が延命し、結果的に労働者を低賃金労働に追いやってしまっています。
最低賃金を上げて働くことを奨励しつつ効率の悪い企業を補助金で温存する。労働者も企業も休むことは許されず皆が平等に何らかの活動をする。全体主義的で、まさに一億総活躍社会だな。
— 戯画兎 (@giga_frog) September 11, 2019
最低賃金を上げれば、それに対応できない中小企業は潰れます。でも最低賃金すら払えないほど労働生産性が低い企業は、市場から退場させた方が良いのです。なのに政府はそんなゾンビ企業を補助金や超低金利融資で延命しています。これ、矛盾していますよね。やはり日本は資本主義的な社会主義国ですね。
— ちゃん社長 (@Malaysiachansan) July 14, 2021
最低賃金引き上げて生産性向上をしたいのなら、まず補助金をやめてゾンビになっている企業を倒産させることから始めないとスタート地点にたっていない。
— NakaDash!! (@NakaDash_) November 17, 2021
最低賃金を2020年代に全国平均1500円まで引き上げるという目標に向け、官民での5か年計画に基づき、生産性向上などに60兆円規模の投資を行うとしています。
これにより、賃上げに対応する中小企業の支援を強化するとのことですが、結局いつものパターンになってしまうのでしょうか。
最低賃金を上げる
→地方の中小企業が困る
→補助金で救済する
という自民党の得意のパターン。これじゃ企業の効率化が進まない。— 池田信夫 (@ikedanob) September 11, 2019

石破首相 首相官邸HP 連合の芳野友子会長 NHKより
政労使会議では、経済界・労働界の代表が参加し、政府と連合の考え方が概ね一致していることが確認されました。芳野友子連合会長は、現場での最低賃金の実情を踏まえて引き続き賃上げに取り組むと述べました。
勘違いしている人が多いが、移民を入れるのは高度技能のためではなく、3Kの仕事を低賃金でやらせるため。
最低賃金を上げれば人は集まるが、旅館や小売店はゾンビ化しているのでつぶれる。介護は社会福祉法人が補助金漬け。要するにこれは経営側の問題なのです。— 池田信夫 (@ikedanob) July 26, 2024