国民民主党は6月11日、今夏の参院選比例代表候補として公認を内定していた山尾志桜里元衆院議員の公認を取り消すと発表しました。
5月14日に擁立を決定したものの、過去の不倫疑惑やガソリン代不正計上、「無料パス」の私的使用といった問題が再び批判を集め、ネット上では「山尾ショック」とも呼ばれる騒動に発展しました。
そして党の支持率低下を招いたとの指摘が強まり、公認見送りの決定に至りました。
山尾志桜里氏Xより
山尾氏は10日の記者会見で、国政復帰を玉木代表から打診された経緯を説明し、「過去の行動は未熟だった」と謝罪しましたが、不倫の事実関係には答えず、詳細な説明は避けました。2時間半にわたる会見は終始、釈明に終始しました。
榛葉幹事長によれば、党内外から公認見送りを求める声が強く、都道府県連の全てからも反対意見が寄せられていたとのことです。
ただし、国民民主の支持率を下げたのは山尾氏より須藤元気氏だという指摘も見られます。
公認取り消しの詳細は、玉木代表が石破首相との党首討論後に説明する予定です。