ジェローム・バンクテルの料理、大好き。ここ、「ラ・レゼルヴ・パリ」のメインダイニング「ル・ガブリエル」でも、その前の「ルカ・カルトン」でも、「ランブロワジー」で肉部門シェフやってた時も。
このホテルが誕生して今年で10年。その間、ジェロームの進化に、ずっとうっとりし続けてきた。
オープンまもない時のパーティーでいただいたホテルモチーフのブレスレットつけて、10年目のジェロームご飯を楽しみに、ゴー。
渋いゴールドに包まれた、優美なサロン
ホテルのモチーフゾウさん(同系列の、シャトー・コス・ドストゥルネルのモチーフでもある)がチャームになったブレスレット
久しぶりにつけてみた。かわいい♪
シュッとキリッとしたシャンパーニュで乾杯後、貝は豚&カヴィアのタルトなどつまんで、イカ&カヴィアと並ぶジェロームの傑作の一つ、にんじんの一皿。生姜の効かせ方とか発酵の感じとか、本当に素晴らしい。おいしすぎるソース用にふわふわブリオッシュが付いてくるのも、ポイント高し。
ニンジンとイカ&カヴィア、この二つの料理で、ジェロームは3つ星になったのだと、私は思う。
感動のニンジン料理
食べるたびに、ため息でる
鮑&カヴィア&レンズ豆&ケールの相性のよさにうっとりし、ちょっと干物っぽく仕上げたメルルーサ&モリーユコンフィ&ハシリのグリーンピースにほくほくし、うなぎ&牛肉&コロナータラルド&ポワローの力強さと甘みのコントラストに感心し、皮パリッパリで身はしっとりジューシーな鶏のドゥミドウィユにこれぞフランス料理!と舌鼓を打つ。
全部の料理に、テーブルでソースかけてくれる
ソースの存在感が、フランス料理の魅力を改めて感じさせてくれる
もちろん満席
今回も、予約取るの苦労した
最後は、ジョルダン作、マンゴー&ココナッツ&ピーナッツをいただき、あーおいしかった、ごちそうさまでした。
お互いのブレスレット見せ合いながら(私のブレスレットの方がかわいい♪)、ジェロームとおしゃべり。10年間のこと、ランブロワジーのこと、これからのこと…。
これからもずっと、ジェロームのお料理、食べ続けられるといいな。
※ 2015年4月、初訪問時の様子はこちらです。料理はもちろん、テーブルアートも全然違う
※ 前回、2024年9月訪問時の様子はこちらです。
極上空間&サーヴィス&料理&デセール&ワイン、尽きることなきコンサート&オペラ&バレエおしゃべり。幸せな時間に感謝。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々6」2025年2月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々6」をご覧ください。