6月22日に投開票が行われた東京都議会議員選挙で、地域政党「都民ファーストの会」が31議席を獲得し、第1党に返り咲きました。小池百合子都知事の人気が追い風となった形です。
一方、自民党は21議席と過去最低の結果に終わり、これまでの第1党の座を明け渡しました。無所属候補を含めても巻き返すことはできませんでした。
公明党は現職3人が落選し、19議席となりましたが、都民ファースト、自民、公明の3党で都議会の過半数は維持しています。
立憲民主党は議席を17に伸ばした一方、共産党は14議席に減少しました。初めて議席を得たのは、国民民主党(9議席)と参政党(3議席)です。特に国民民主は18人を擁立し、「手取り増加」などの公約が支持を集めました。
国民民主党は、前回2021年の都議選では立候補した4人全員が落選するという厳しい結果でしたが、今回は党勢の回復を背景に18人を擁立し、うち9人が当選するという大きな飛躍を遂げました。
一方、参政党も今回の都議選で初の議席を獲得しました。擁立した4人のうち3人が当選しました。
参政党・神谷代表と国民・玉木代表 両氏Xより
一方、維新、れいわ新選組、保守党、社民党、石丸伸二代表の「再生の道」はいずれも議席を獲得できませんでした。
投票率は47.59%で、前回より5.20ポイント上昇しました。