参政党がロシア国営メディア「スプートニク」の取材を受けたことをきっかけに、「親ロ派」との批判が広がっています。しかし、こうした批判を展開する他党の姿勢にも、見過ごせない矛盾があります。
今回の参院選で自民党は鈴木宗男氏を擁立しています。同氏はこれまで様々な媒体でロシアの侵略戦争を擁護する発言を繰り返しきました。その極めつけが「ロシアの勝利に100%の確信」発言です。
国民民主党も例外ではありません。前回の衆院選で当選した鳩山紀一郎氏はロシアの大学に勤務していた過去があります。同氏は元首相の息子です。
渡瀬裕哉 (@yuyawatase) on X
国民民主党はガチなモスクワ派の鳩山元首相の息子、モスクワ大学元講師、でスプートニク取材経験あり、の鳩山紀一郎氏を国会議員にして、ロシア問題に発言する資格あるのか、という感想。
立憲民主党にも、同じくスプートニクの取材を受けた議員が存在します。
https://twitter.com/sputnik_jp/status/1754803085262647303
参政党の対応にも検討すべき点はある一方、他党が自らの言動や外交姿勢を棚に上げて批判を展開するのは、政治的なダブルスタンダードと言わざるを得ません。レッテル貼りではなく、各党が自らの立場を振り返り、冷静な議論を行うことが求められています。
鈴木宗男氏(同氏HP)と原口一博氏(立憲民主党HP)