自民党の高市早苗氏は、参院選の応援演説で「自民党の背骨を入れ直す」と語り、次の総裁選への出馬に強い意欲を示しています。
発言の背景には、党内での石破首相への不満や、参院選の敗北による責任論の高まりがあるとみられています。
高市早苗氏SNSより
高市氏は「保守層」に根強い支持を持ち、積極財政や減税を掲げていますが、こうした政策には深刻なリスクが伴います。
特にインフレ下での減税は、物価上昇を加速させ、実質賃金の低下や円安・長期金利の上昇、そして国債の信認低下を招くおそれがあります。金融市場はそうした動きを敏感に察知しており、すでにトリプル安(円・株・債券の同時下落)への懸念が高まっています。
https://twitter.com/YasLovesTech/status/1946006594052882494
また、高市氏が自民党員でありながら、自党の敗北を自らのチャンスと捉える姿勢には批判の声も上がっています。
野党との連携を視野に入れた政局主導の動きは、経済の安定よりも政権奪取を優先する危うさをはらんでいます。
短期的な人気取りの政策が、日本経済と財政の持続可能性を損なうことになりかねません。