米国保守派が韓国、ブラジルの司法を攻撃:関税交渉の道具に

米国保守派の一部が、韓国およびブラジルの司法制度に対し政治的圧力を強めています。X(旧ツイッター)上では、司法当局による韓国の尹錫悦元大統領を扱いをめぐり「非人道的」だとする主張が拡散されています。韓国は「文明国」ではないと批判する言説も見られます。

自由世界は尹大統領の人道的な扱いを求めなければなりません!

李在明はキム・ジョンウンに政治犯の扱い方について助言を求めているようだ。恥ずべきことだ。韓国は文明国だが、現在は文明的な人々によって運営されていない。トランプ政権は声を上げ、行動する必要がある。

一方、ブラジルではボルソナロ前大統領の法的処遇に関する米国からの干渉が目立ち始めています。トランプ大統領は自らのSNS投稿で「ブラジルは、ジャイル・ボルソナロ前大統領の扱いにおいて、ひどいことをしている」と批判していました。この発言は司法の独立性に対する露骨な揺さぶりと受け止められています。

こうした動きは、単なる外交上の発言を越え、関税交渉の一環として司法制度を政治的カードに用いる傾向を浮き彫りにしています。

トランプ大統領は、ブラジル政府による脅威に対処し、米国の利益を保護するための大統領令に署名しました。この大統領令は以下の内容を含みます:

ブラジルからの輸入品に追加で40%の関税を課す。

ブラジルの人権を侵害する政策に対処するため、国家緊急事態を宣言する。

日本の司法に対しても米国保守派は攻撃を繰り返してきました。

他国の法制度に対する政治的干渉は、外交の新たな火種となりかねず、国際社会の中立性と信頼性が試されています。

尹錫悦大統領(同大統領インスタグラム)とトランプ大統領 (Wikipedia)