大阪・関西万博会場に直結する大阪メトロ中央線では、13日夜に送電線の不具合による停電が発生し、午後9時半ごろから一部区間で運転を見合わせました。特に会場の最寄り駅である夢洲駅と阿波座駅の間は14日始発以降も運転再開のめどが立たず、多くの来場者が帰宅できない状況となりました。
夢洲駅の入り口が閉鎖されたため、会場内に多くの人が足止めされ、一部の来場者は臨時開放されたパビリオンや休憩所で夜を明かしました。消防によると、運転見合わせ以降、熱中症や体調不良を訴える人が相次ぎ、救急搬送される人も出ましたが、重症者はいませんでした。
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大阪府と博覧会協会は、災害時と同様の対応として水や食料を配布し、東ゲートや各施設を臨時で開放しました。
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また、大阪メトロはニュートラムや四つ橋線を使った臨時運行を行い、JRや臨時バスも代替輸送を実施しましたが、深夜まで混乱は続きました。
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会場には、さまざまな事情で移動できない来場者も多く、涼を求めてパビリオン内に留まる人やそのまま泊まる人の姿も見られました。
吉村大阪府知事はSNSで「大変ご迷惑をおかけしており心からおわびします」と謝罪し、会場内の来場者に必要な物資を届けるよう指示しました。