スタバでスピーカーオンのZoomミーティングは「あり」か?

ほぼ毎日出かけている自宅近くのスターバックスで隣の席の女性がパソコンを開いて、画面越しに会話をしていました。

どうやらZoomミーティングで仕事の打ち合わせをしているようです。

彼女はもともと地声が大きく、相手の声もスピーカーで聞きながらなので、話している内容は周囲にダダ漏れでした。そんなことは全く気にしている風でもありません。

本人は気にしない性格であれば良いかもしれませんが、私は隣から聞こえる声が気になって落ち着きませんでした。席を移動しようと思いましたが、他に空いている席はなく我慢するしかありません。

果たして他のお客様はどう思っているのでしょうか?

スタバではZoomミーティングだけではなく、席に座って携帯電話で大声で話し込んでいる人も見かけますが、どちらも注意することはできません。ルールの問題ではなくマナーの問題だからです。

だから私も隣の「Zoomミーティングおばさん」には何も言いませんでした。

ただそんな風にZoomミーティングをしている人を見るともう1つ気になるのは情報管理です。

ミーティングをやっている相手側の人は周囲に人がいるカフェでミーティングを始める人のことをどう思うでしょうか?

少なくとも私はスタバでパソコンを開いてZoomミーティングをやろうとは思いませんし、取引先や仕事仲間がやっていたらやめるように注意するか、仕事のお付き合いはやめようと思います。

オープンな場所で聞かれたら困る内容を含む仕事の打ち合わせをするビジネスセンスを疑ってしまうからです。

ルールとマナーの線引きは個人の感性の違いもあり難しい問題です。マナーは強制できるものではなくそれぞれの人の育ちや考え方で変わります。

マナーに対する感性が違う人がいることでスタバで気持ちよく過ごせないのなら、残念ながら利用しないという選択肢しかありません。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年10月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。