ワンコと暮らすと不健康だけど健康にもなる

ワンコのピノくんと暮らし始めて半年が過ぎました。生後3か月だった3㎏の子犬が10㎏まで成長し、以前は夜はクレートに入れて寝かしていたのが、いつしかベッドで一緒に寝るようになりました。

自宅にいるといつも同じ部屋にいます。リビングルームで仕事をしているとすり寄ってくるので抱っこしてパソコンに向かったり(写真)と、犬に振り回されるドッグライフを楽しんでいます。

 

常に犬がいる生活に変わったことで健康上の懸念もいくつか出てきました。

まず、抜け毛です。コーギーという犬種はとにかく毛が良く抜けます。1日に1回はクイックルワイパーでフローリングを掃除しますが、大量の毛が抜けています。床だけではなくテーブルの上にも毛が落ちているので空中をたくさんの毛が舞っているようです。

恐らく部屋にいる時はその毛を吸い込んでいますから、呼吸器系には負担がかかるはずです。元々呼吸器系があまり強くないので、将来何か悪影響が出ないかちょっと心配です。

また、寝る時もベッドに連れていくようになったので、睡眠中に無呼吸症候群の治療に使うシーパップは使えなくなりました。以前付けて寝てみたことがありますが、プラスティックのチューブをワンコにかじられて穴が開いてしまい、使い物にならなくなりました。

それだけではありません。夜中に何回も寄ってきてペロペロ舐めるのでその度に起こされます。トイレシートにおしっこしている時もあり寝ぼけながらシートを交換することもあります。睡眠時間は長くても眠りが浅く、寝不足になってしまいます。

無呼吸で眠りが浅いのも将来的な悪影響が心配です。

そして、どんなに衛生状態に気を遣ってもワンコは不衛生です。お散歩に行くと他の犬のフンを舐めようとしたり、落ちているゴミや虫を食べたりします。う〇ちをした後のお尻はウェットティッシュで拭いていますが、完全には取れません。自分のおしっこを脚で踏んで、そのまま室内を走りまわることも日常茶飯事です。神経質な人ならノイローゼになってしまうかもしれません。

一方でワンコのいる生活は精神的には満たされて、愛くるしい動きを見ているだけで何とも癒されます。嬉しそうな顔を見ていると健康状態などどうでも良い気がしてくるのです。

今の時点では想定する不健康になる要因よりも、精神的に感じるポジティブな面の方が大きいと勝手の良いように解釈して今の生活を続けようと思います。

もし本当に健康上の問題が出てきたら、またその時にどうするかを考えるつもりです。

AleksandarNakic/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年11月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。