「ジル」でランチ。19区にできた自然派ワインビストロ。のんびりしたカルティエをお散歩しながら向かうと、おぉ、上階にテラスがあるお店が。ここが「ジル」。
「ヴェール・ヴォレ」などで活躍していたシェフ、クリス・ウーラードの料理が、抜群においしい!
キントア仔豚のタルタルは風味も食感も抜群で、上品なトンナートと、アクセントのオリーヴオイルとの組み合わせも素晴らしく、友達と二人で大絶賛。キントア豚のリエットも、上品な味わいでよい〜。
バスク地方の銘豚キントアは、一頭買い(半身だったかも)していて、リエットやラグーなどいろんな料理になるけれど、一番おいしいロース&バラは、シンプルに焼いて脂のおいしさをとことん他の惜しませてくれる。うっまー!あー、バスク行きたい!ポレンタとアンディーヴの付け合わせも味付け、ピッタリ好み。
身厚のおひょう(かれい)も、皮をパリッと焼き上げた上で骨に近い身まできっちり火が入っていて、とても好きなタイプ。外はパリッと中は半生という魚の火入れは、よっぽど上手にやってくれないと、あんまり好きじゃない。バジルが香るクルジェットと白インゲンの付け合わせもおいしいねぇ。
ワインは、北イタリアのプチプチと、大好きなアルボワ・ピュピアンの赤。おいしいなぁ、これ。オヴェルノワが全然買えなくなった昨今、他にもいい造り手がいて嬉しい。
イチジク&蜂蜜のパルフェとアマレットを香らせたアングレーズを添えたショコラタルトもいただき、ごちそうさまでした!
料理もサーヴィスも、文句なしでブラヴォ。遠いけど、またすぐ、今度は夜にワインたっぷり&今日なかったモリュフライを食べたいね、仔牛のタルタルはマストね。
たくさん食べたので、お散歩しようか。
ピカピカのインディアンサマーの中、「ジル」のすぐそばにあるビュット・ショーモン公園をぶらぶら。
多分、私、初めて来た気がする…。鳥がたくさんいてよい公園ね。近所に住んでたら、絶好のお散歩場所になるだろうな。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々6」2025年9月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々6」をご覧ください。