立憲民主党と公明党が接近している。高市早苗首相が通常国会冒頭の衆院解散に踏み切る可能性が取り沙汰される中、野党側が一斉に動き始めた。総選挙といえば与党の議席数ばかりに注目が集まりがちだが、今回の焦点はむしろ野党側の再編・連携の行方にも注目が集まる。
- 立憲民主党の野田佳彦代表と公明党の斉藤鉄夫代表が12日、東京都内のホテルで会談した。
- 高市首相が23日召集予定の通常国会冒頭で衆院解散を検討していることを踏まえ、野田代表が次期衆院選での選挙協力を打診した。
- 両代表は「具体的な連携の在り方を今後検討する」ことで一致し、選挙区調整や政策課題の擦り合わせを含めて協議する方針とみられる。
- 共産党は、国政選挙で協力関係にあった立民が公明に接近していることに反発しており、党幹部は「立民との協力は難しくなる」とけん制した。
- 一方、立民側は「自民が過半数を取るか否かが論点ではなく、自民との一騎打ち構造をどこまで作れるかが焦点」と分析している。
- 内閣支持率と得票率の相関が低いことを挙げ、高市人気だけでは小選挙区逆転を防げないとの見方もある。
- 立民自身も政権奪取を現実的シナリオとして描ける状態ではなく、「与党の議席崩し」が目的の現状追認路線になるとみられる。
総選挙のたびに注目されるのは自民・与党の議席数だが、今回は野党側の再編こそが最大の焦点になりつつある。公明が立民と組めば小選挙区で自民と逆転する試算もあるが、それを高市人気で埋められるのかは未知数であり、選挙戦の構図は直前まで流動的となりそうだ。
立憲民主・野田佳彦代表 公明・斉藤鉄夫代表 共産・田村智子代表 各党HPより