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立憲民主党議員が、これまで「信念」「理念」などと称して振り回してきた諸々の主張を、何の総括もなく180度転換し、公明党と一体化した。こんなもの、路線変更でも多様性でも中道でもない。有権者をバカにし、踏みつけ、完全に舐め切った変節だ。「外道転向連合」とでも名乗るがよかろう。
枝野幸男氏。「原発ゼロ」を掲げ、反対のための反対で国会の時間を溶かしてきた当人が、いまさら「ミスリード」などと言い張る。都合が悪くなれば過去を無かったことにするかの如き態度は、言葉に対する「責任能力の欠如」ではないのか。
小西洋之氏。安保法制は違憲、政府は危険だと煽り続けた急先鋒が、その前提を放棄して沈黙。あれほど国会で費やした時間は、今この瞬間から「無意味だった」と自白したに等しい。
有田芳生氏。かつて創価学会と公明党の関係を厳しく批判してきた本人が、今やその公明と手を組む。過去の批判が嘘だったのか、現在の行動が欺瞞なのか。どちらにしても、言論人としての(もともと無かった)信用はマイナスとなった。
松下玲子氏。「原発再稼働反対のまま入党して中で頑張る」とはあまりに滑稽。前提条件を否定したまま合流し、なお支持を求める。無責任な居直りとしか言えまい。
安住淳氏。かつては沖縄の民意を盾に「辺野古反対」を掲げ、与党を厳しく批判してきた人物が、「現実的には容認せざるを得ない」と方向転換したかと思いきや、さらに発言修正と二転三転。反対は信念ではなく、票のための演出だったのか。
「立憲議員の手のひら」は、これほどまでに一瞬で、何の躊躇もなくクルクル返せるものかと呆れる。
あなた方の過去における強硬な主張は、「政治家としての信念」ではなく、単なる「反自民パフォーマンス」だったのか。であれば、あなた方が盛大に浪費してきた国会の時間と税金を返すべきだ。あなた方のせいで、本来苦しまなくてよかった人が苦しんだのだから。それでもあなた方の誰一人として、政治的責任は取らないのだろう。
まったく同じ変節を、仮に自民党議員がやったらどうなるだろうか。あなた方は必ずや「国民への裏切りだ!」「有権者に説明責任を果たせ!」「民主主義の否定!」などと叫び、メディアは左派論者と声を合わせて連日袋叩きにするはずだ。
ところが今回はどうだ。支持者は沈黙し、メディアも左派論者も驚くほど静かだ。つまりこれは是非の問題ではなく、党派性の問題なのだ。
変節自体は問題ではない。誰しも考えや価値観が変わることはある。
あなた方が責められているのは、
- 説明しないこと
- 総括しないこと
- 「誤解だ」「ミスリードだ」などと有権者を愚弄すること
である。
次の選挙特番では、以前自民党の裏金議員だけに「裏」マークをつけて紹介されたように、あなた方には「欺」マークをつけて放送してもらえばよかろう。
百数十名の国会議員が、平然と看板を掛け替え、過去の支持者を切り捨て、なお正義を語る。あまりに穢らわしく、私はあなた方を軽蔑する。
あなた方が浪費してきたのは国会の時間と税金だけではない。国民の信頼と、取り返しのつかない現実そのものである。
(編集部より)この記事は、新田 龍@nittaryoのポストを、許可をいただいた上で転載いたしました。