「首相が説明せよ」の前に問われる野田代表氏自身の旧統一教会との関係

中道改革連合の野田佳彦共同代表は30日、高市早苗首相が代表を務める自民党支部の政治資金パーティーを巡り、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体がパーティー券を購入した疑いがあるとの報道を受け、首相に説明を求めた。一方で、野田代表自身の過去の旧統一教会との関係が改めて指摘されており、自らの疑惑を曖昧にしたまま首相を批判する姿勢の是非が問われている。

  • 野田代表は京都市で記者団に対し、高市首相の政治資金パーティーを巡る報道について「首相自身で説明するしかない」と述べ、説明責任を強く求めた。
  • 週刊文春電子版は、2019年に開かれた自民党支部の政治資金パーティーで、旧統一教会系とされる「世界平和連合」の地方組織が計4万円分のパーティー券を購入していたと報じた。
  • 一方、野田代表自身については、過去に旧統一教会(勝共連合)側から長期間にわたり選挙支援を受けていたとの指摘が根強く残っている。
  • 野田代表は旧統一教会関連の会合写真について「写っているのは自分だが、どういう集まりか分からない」「記憶にない」と説明してきた。
  • こうした釈明は、かつて自民党議員が用いてきた説明と同型であり、野田氏自身が批判してきた論法と変わらないとの批判が出ている。
  • にもかかわらず、野田代表は旧統一教会問題を軸に高市首相や自民党を批判し続けており、「まず自分の過去を検証すべきではないか」との声が強まっている。
  • 政治資金問題についても、自民党には厳しい責任追及を行う一方で、自身や周辺の問題には踏み込まない姿勢が、ダブルスタンダードだと受け止められている。
  • 中道改革連合内部から、野田代表の旧統一教会との関係を公式に検証・説明しようとする動きが見えない点も、不信感を増幅させている。

旧統一教会を巡る問題は、政治と宗教の距離を問う重大なテーマであり、説明責任は与野党を問わず等しく求められる。しかし、自身の過去の関係が十分に整理・説明されないまま、高市首相に説明を迫る野田共同代表の姿勢は、説得力を欠くとの見方が広がっている。

この矛盾を解消しない限り、野田代表による首相批判は、政治的正当性よりもダブルスタンダードを印象づける結果になりかねない。

野田佳彦代表と高市首相 中道改革連合HPより