上海市内の高速道路規定 上海ナンバー優位主義

2011年02月25日 18:43

 中国のネット新聞『新民NET』の報道によると、上海の市内中心地にある高速道路の入口62箇所に車のナンバーを監視するシステムを導入したということである。上海市の交通規定で、上海市の中心地を走る高速道路である『内環状線』『中環状線』『南北高架道路』は、通勤ラッシュ時に、上海ナンバー以外の車の乗り入れを禁止している。朝のラッシュ時、7:30~9:30、夕方のラッシュ時 16:30~18:30までの時間帯 平日、月曜日~金曜日まで市内中心地の高速道路に乗り入れを禁止している。


 上海市以外に登録している自動車のナンバーのことを、『外地ナンバー』と上海では呼ばれている。
 上海市の中心地の渋滞の原因は、外地ナンバー(上海市以外の地域)の車が、上海市の中心地に乗り入れしていることが原因していると指摘している。
 上海ナンバーの取得者は、外地ナンバーを嫌う傾向がある。理由は、上海ナンバーの取得費用の値段の高さが原因している。上海ナンバーは、公安主催のオークションによって落札する形で取得可能である。近年、自動車の普及により、自動車のナンバープレートのオークション落札価格が、上昇の一途をたどっている。最近の平均取得価格は、4.5万元(約60万円)という価格になっている。では、外地ナンバーの取得費用はどうなっているかといえば、外地出身地の方が地元でナンバーを取得してくる場合には、数百元(数千円)でナンバーが取得できる。上海ナンバー取得者は、高いナンバー代金をはらっているのに、外地ナンバーの車が同じように、上海の中心地を走られることを面白くないと感じているのである。
 自動車ナンバーのオークション制度は、上海市特有の制度であり、上海市民は、車を買ってからも、ナンバーをオークションで落札するのに一苦労している。車両販売台数に対して、少ない規定の数しか、上海ナンバーを発行しないからである。
 上海で車を買う場合には、車体代金のほかに、取得税、強制保険代、ナンバー代金が加算される。例えば、10万元(約130万円)の小型車を買ったとしても、支払い総額は、15万元程度(約195万円)になってしまう。上海市政府は、この高い諸費用(ナンバー取得費用)を市民に払わしていることを不満に思われないためにも、外地ナンバー(他の地域)の締め出しの強化と、違反車両の摘発に力を入れている。ちなみに、罰金は、200元(2600円)である。



■小谷まなぶの中国ビジネス奮闘記(ブログ)

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