総統閣下シリーズは最高の情報発信ツール - 多田光宏

アゴラ編集部

私は以前から電波オークションを実現させたいと思っており、そのためにはまず最初にできるだけ広く一般の人に電波オークションの重要性を認識してもらうことが重要だと考えています。しかしテレビ新聞などの既存マスコミにとって電波オークションは最大のタブーであり、その重要性にも関わらず、存在そのものを全く報じようともしません。池田先生がblogなどで電波オークションについて色々解説なさっているので、私はそれで勉強しているのですが、おそらく何も予備知識のない人が読んでもすぐにわからないでしょう。


しかしそういう特に興味を持っていない人でもわかるように、短くわかりやすく説明する方法はないかと考えていました。そこで総統閣下シリーズを思いつきました。

総統閣下シリーズというのはニコニコ動画では有名な動画で、映画「ヒトラー ~最期の12日間~」の中の一シーンに嘘の字幕を付けるという動画です。総統閣下シリーズにはグル―ポンのおせち、龍馬伝最終回に選挙の当選確実のテロップが出たこと、民主党政権、もてない男性の悲哀やど様々なテーマで投稿されています。私も池田先生のblogで読んだことを参考にして、総統閣下シリーズを作成して、ニコニコ動画とYouTubeに投稿しました。池田先生や山口巌さんや一色正春さん(尖閣ビデオを投稿した元海上保安官)や田端信太郎さんにもtwitterで拡散して頂いたおかげで3/2現在でニコニコとYouTubeで合わせて再生数が3300回になりました。私のところにも「わかりやすい」「おもしろい」「勉強になる」などたくさんリプライが来ました。おそらくただのわかりやすいビラなどを作っても興味のない人は見てくれないし、見てもすぐ忘れると思います。

総統閣下シリーズだからこそ、興味のない人にも見てもらい易くなっていると思いますし、見た後も記憶に残ると思います。この総統閣下シリーズというのは人を惹きつける何かを持っていると思います。私も最初にこの「総統閣下シリーズ」を見た時から病み付きになり、三日ぐらいずっと総統閣下シリーズを見続けました。

この総統閣下シリーズの動画を作るのはとても手間がかかります。伝えたいことを書き出し、できるだけわかりやすい言葉や表現にして、しゃべりの長さに合わせて文章を調整して、AviUtlというソフトで一個づつ字幕を付け加えていくのは文章を書くだけより数倍は時間がかかると思います。しかしそこまで手間をかけてでも自分の伝えたいことを伝えるための最高のツールだと思います。

これからも総統閣下シリーズで自分の伝えたいことを伝えたいと思っています。

(多田光宏 京都大学技術職員 twitter  ブログ )

コメント

  1. bobbob1978 より:

    嘘字幕シリーズにはフルメタルジャケットのハートマン軍曹を使ったものも多いですね。
    アメリカは自国民へのプロパガンダにハリウッド映画を使っていると実しやかに囁かれています。
    エンターテイメントにメッセージを込めるという手法は確かに人心への訴求力が高いでしょう。面白い試みだと思います。
    ただニコ動やYoutubeを見る層は初めから電波関係への関心も高いでしょうから、電波オークションに興味がない人々にどれだけの訴求力があるかは疑問が残ります。テレビ文化にどっぷりと浸った人々にこのメッセージを届ける方法はないものですかねぇ…。

  2. show9779 より:

    電波オークションが国民のためであるならば、実施すれば良いと思いますが、実施するならばその業界で平等に実施すべきであると考えます。

    携帯電話業界で言えば、先行組みのドコモとKDDIはタダで800MHzという黄金周波数を手に入れているのに、後発のソフトバンクが900Mhzを手に入れたときに(おそらく高額となる)費用が発生し、そのツケがソフトバンクユーザのみに圧し掛かることは、公正な競争となるどころか、多くのシェアを持っている先行組みが益々有利になると考えます。これでは新規事業者が参入することもなくイノベーションも起こらないでしょう。

    仮に900Mhzを落札した事業者の金額を基準とし、携帯電話会社が持っている黄金周波数(700Mhz~900MHz)の帯域幅に応じて追徴すれば、公正な競争となり、競争も益々活発となるでしょう。
    ただし、携帯電話業界全体で値上げ、設備ベンダなどは益々値下げを要求されるでしょうから、本当に国のため、国民のためになるのか疑問です。

  3. 平成の龍馬 より:

    >>2
    ソフトバンク関係者の方、毎度おつかれさまです(笑)