次期iPhoneの名前を予想

阪上 健生

本日新しいiPadが発売されメディアは盛り上がっています。最近のAppleの発表にはサプライズがないという声も多いですが、それでもたくさんの人がAppleの新製品の情報を追い求めるほど人気があります。そして、iPadの次はiPhoneという流れも定番化され、明日からは嘘か本当か分からないiPhoneのリーク情報がどんどん出てくるでしょう。そこで私も、毒にも薬にもならない予想をしてみたいと思います。次期iPhoneはどいう名前になるのか。iPadはナンバリングがなくなり、単に「iPad」となりました。次期iPhoneもそうなるのでしょうか。

iphone


候補1 iPhone 5
可能性:低い
次期iPhoneの仮名としてよく使われているのがiPhone 5ですが、このネーミングが使われる可能性は低いと思います。理由は「5」が何を表すかに寄りますが、「4」を見れば登場した順番ですので、「5」にするなら5番目に出ないといけません。ところがよく数えてみると・・・

初代  iPhone
2代目 iPhone 3G
3代目 iPhone 3GS
4代目 iPhone 4
5代目 iPhone 4S
6代目 iPhone ???

6番目になります。4の後に出れば問題無かったんですが、4Sが登場した以上「5」にはならないでしょう。

候補2 iPhone 6
可能性:きわめて低い

では、6代目だから「6」とするのかというと、単純にそうはならないと思います。6番目とはいえ4Sから6というのは違和感を感じます。しかし、自分で「きわめて低い」としながらも明確な理由が出てきません。自分の非力さを嘆きます。

候補3 iPhone 4G
可能性:低い

新しいiPadにはLTEが搭載されましたので、次期iPhoneにも当然LTEは搭載されると思います。そこでLTEという意味で4Gとネーミングする可能性は低いもののあると思います。ただ、皆様もご存じの通りLTEは本来4Gではなく3.9Gです。国際電気通信連合がLTEを4Gと呼称することを認可したとはいえ、議論を生むような名前をわざわざ付けないと思います。また、2代目が3Gに対応したときは、それにより多くの国でiPhoneが使えるようになり、本格的な世界展開が始まった重要なアップデートでしたが、LTEが使えることで恩恵を受けるのは米国ぐらいです。iPhoneは1年に1回しか出ないので普及前に入れておいた程度の存在です。名前に入れるほどのものでは無いように思えます。

候補4 (新しい)iPhone
可能性:高い

結局、だれでも予想できる答えが一番可能性が高いと思います。理由はもちろん、iPadがナンバリングを止めたからです。それにMacbookやiPodなども元々ナンバリングされていません。苦しいながら違う予想をすれば(The all-new) iPhone(全てが新しい)iPhoneかもしれません。次期iPhoneに革新的なハードウェアの変更が伴えばこう呼ばれる可能性がでてきます。では、ついでにどんな革新があるか予想すると

次世代電池
iPhoneを含めスマートフォンに大きな改革を期待するのはバッテリーの問題です。むしろ、それしか大きな問題は残っていません。Appleは昨年、燃料電池に関する特許を申請したばかりなので、まだ時期尚早だと思いますがこれで問題を解決してくれるなら、また一歩Appleがスマートフォン市場で大きな存在感をもたらすでしょう。。

カーボンファイバーボディ
iPhoneの欠点は重くて割れやすいガラスボディです。得意なアルミは電波障害になるため限定的にしか使えません。これらの問題を解決するのに理想的なのはカーボンファイバーです。軽くて丈夫ですしアルミやガラス以上に高級素材というイメージもあります。塗装が難しそうですが一番の問題は、コストと供給です。1億台近く販売されるiPhoneならコストは何とかなりそうですが、反比例してそれだけの量を供給するメーカーがあるのか疑問です。

ワイヤレス給電
iOS5になりワイヤレス化が進みましたので、給電もワイヤレスにすればまた携帯電話の大きな進化になると思います。また、製品の密閉率を高めることができるので防水仕様にしやすくなりますが、海外の携帯電話を見てみるとあまり興味はなさそうです。

どれも実現は難しそうですが次期iPhoneが単にあたらしいiPhoneではなく全てが新しいiPhoneになるためには高い高いハードルを越えなくてはならないと思います。どちらにしても数ヶ月後には答えが分かってしまう予想なので次期iPhoneが発表され、赤面してこの記事を編集することが無いことを祈っています。

サイトM&Aコンサルタント 阪上健生