日本独自のTwitter文化とSNSのサービス競争

アゴラ編集部

フローは使い捨て、ストックは保持、というわけなんだが、Twitterは読み捨てでタイムラインはどんどん流れていきます。表題ブログは、フローとストックが混在したネットサービスがおもしろい、と書いていて、Twitterも情報を保持する可能性を探り始めたのか、と分析。さらに、個人のストック型サービスのEvernoteも逆にフロー化することを考えたらどうか、と提案しています。
これは「インターネットコム」の「Twitter、ブログサービス Posterous を買収」という記事。Twitterの動機が話題になっています。「ブログヘラルド」は、Twitterがブログ化したら、ユーザーは果たして写真や動画なんかを貼り付けるようになるんだろうか、と首を傾げている。日本語だと便利なTwitterの書き込み文章量も、英文の長さだと不便でほとんど何も言えない。どうもこのへんが背景にありそうです。日本独自のTwitter文化、というのは確かにある。
また、こちらの「Don’t be lame」は「Twitterが切り開くソーシャルコマースのこれから」とし、Twitterのつぶやきによってカード会社や小売チェーンなどから各種特典やキャッシュバックを受け取れるサービスを紹介。多過ぎるSNSから、いろんなインセンティブ競争が出てきているというわけです。
Lifehacking.jp
TwitterによるPosterousの買収はフローのストック化の一手か


ヤギ人形を作る活動の参加費から500円が寄付され、その基金からアフリカのHIV陽性の子どもがいる家庭へヤギを贈る、というプロジェクトです。江戸川競艇と一緒にこれをやってる財団法人ジェイセフ(家族計画国際協力財団)は、明石康氏が会長を務め、途上国の妊産婦と女性を守るため、1968年に作られたNGO。外れ競艇券を食べる「マッシロー」というヤギロボットがかわいい。
江戸川競艇場
ヤギを作ってアフリカに贈ろうプロジェクト

英語の国際検定受験者が増えている、という記事なんだが、少子化の日本でも資格ビジネスは盛ん、というわけです。もとのリリースはこれ。また、日本人のための育英事業として、一人4万米ドルの奨学金制度(2012年度の申し込み期限は2012年4月13日)があるようです。
留学ニュース
TOEFL大人気、日本人受験者数が過去最高を記録

脳科学という分野は、ずっと以前は人間の頭蓋骨をカパっと開けて電極を差し込んだりして研究したわけです。ロボトミーなんて外科手術は、ノーベル賞まで取っている。もちろん、今ではそんな研究もロボトミーも行われなくなりました。その代わり実験動物を使う。マーモセットは小型の霊長類で近年、その有用性が注目され、発光遺伝子を組み込んだ日本の研究はnatureの表紙にもなった。同じような実験動物にチンパンジーやアカゲザルがあるが、中型以上のサイズの霊長類は実験者と自分の優劣をみる。どうも気弱な研究者や女性研究者と見るとバカにするらしく、扱いが難しかったわけです。その点、マーモセットは小型で扱いやすい。マーモセットが活用されるようになった背景にはこういう面もある。ちなみにマーモセットは一夫一婦のつがいを形成するんだが、河田雅圭氏によるとこの一夫一婦制も脳内で発現する遺伝子が関係しているのかもしれません。
大隅典子の仙台通信
「大脳新皮質の構築」がアツい【ちょっと加筆】

どうも瓦礫処理の問題が、今の日本を象徴するようになってきました。放射性物質やその他の汚染物質の問題、瓦礫処理利権の問題、受け入れ側の行政や市民の問題……。いろいろあるんだが、首相が頭を下げて全国へ受け入れを要請する、という状況が正常とはとても言えません。このブログは、民主党の無能ぶりや復興庁、マスメディアこそが問題、と書いている。自民党になったら良くなるとも思えないんだが、いずれにせよ早く進めなければならない問題なのは確かです。
必ずや名を正さんか~ネトウヨさんの独り言~
復興の邪魔をする復興庁

難関私大の女子学生で総合職ではなく一般職の希望者が増えている、という話なんだが、景気の先行き不安ばかりが原因ではない、というブログです。「男女平等」といったジェンダー問題というのは厄介で、ちょっと神経質な部分を含みます。このブログが言っているように従来の「価値観」から逸脱する主張は、あちこちから一斉に叩かれる傾向がある。女性の労働力の活用、と言うと、どうも産業界のご都合主義に聞こえます。
ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」
フェミニズムの間違い

電力会社自体、原発が全国アチコチに作られ始めたころの政策に対しては、若干及び腰だった気配があります。何しろ国民には被爆国として原子力への嫌悪感があったし、当時の自分らの技術でコントロールできるかどうか不安だったんでしょう。だが、国策として推し進められ、政府から電源三法などの金漬けで誘致の後押しをしてもらったりしてるうち、いつしか「原発利権」の中心になってしまった。導入の経緯や政策から、福島の東京電力原発事故について、東電は政府も共犯、いや主犯だ、と考えていても不思議ではない。このブログは、東電は責任を感じていない、と書いている。つまりたとえ技術力が上がっても、原子力は政治的にコントロールできない技術、というわけで、依然として危険なしろものには変わりはありません。
ドンちゃんの他事総論
東電が反省している訳がない。ー俺たちは被害者だーそう思っているハズだ

これはおもしろいです。ジッパーが一つの特徴なんだろうが、硬軟合体というのは感覚的な違和感があって目を牽きます。あの固いガラスも流体、という話があり、何千年もすると重力で垂れ下がり、下の方がふくらんでくるらしい。視覚的にエントロピー増大の法則を表現した作品なのかもしれません。
ライフナー
ストーンアーティスト伊藤博敏が作り出す石の彫刻が海外で話題に

これらの記事から米国のエリート雇用環境や大企業の内情について書いているブログです。GSを辞めた人は、同社がいかに金儲け主義へ変化したか書いている。企業がSCR的な使命を見失い、仕事にやり甲斐や誇りを感じられなくなったから辞めた、というわけです。世界総出で市場原理主義、金儲け主義、グローバリズムへ突っ走ってるわけで、それはGoogleなども同じ。いつしか創業の理念を忘れ、企業文化が悪いほうへ変質し、社員のモチベーションが下がり、いったい誰のために働いているかわからなくなる。世界中の大企業が「同じ病」を患っているのかもしれません。
SOCIAL MEDIA NEWS & INSIGHTS
「私がグーグル、ゴールドマン・サックスを辞めた理由」─大企業を去る優秀な人材たちと問われる企業文化 “Why I left Google Or Goldman Sachs”-Why Does Corporate Culture Deteriorate?

原発事故現場や復旧作業員たちの姿を撮ったカメラマンを紹介しているブログです。作業員や建設会社の社長の顔写真実名入りのコメントもある。完全収束まで40年もかかる、と言われているわけで、日本はこの重過ぎる荷物をなんとかし続けなければなりません。
EX-SKF-JP
関西テレビ・スーパーニュースアンカー:「誰かがやらねば...福島第1原発作業員の素顔」


アゴラ編集部:石田 雅彦