ネット時代の炎上マーケティング政党「国民の生活が第一」

2012年07月12日 12:20

びっくりした。小沢新党の名前は「国民の生活が第一」だ。私は政治素人だが、一庶民として政党名の胡散臭さに一言、言わせて頂こう。


政党名や社名、もっと言うと、商品名、さらには個人名。世の中には「名前」がいっぱいある。「名前」には何らかの想いが込められているものである。

同じように企業名などにはビジョン、理念などが反映されたものもよく見かける。例えば、キヤノンが観音菩薩に由来していることは有名な話だ(厳密には元々は別な社名だった)。ソニーは、音を意味する『SONIC』の語源となったラテン語の『SONUS (ソヌス)』と、小さい、坊やという意味の『SONNY』から来ている。簡単な名前で、どこの国の言葉でもだいたい同じように読めて、発音できることが大事ということで考案された。バンダイは万代不易からきている。

もちろん、創業者の名前をとった企業もよく見かける。トヨタ、松下電機産業(現:パナソニック)などがそうだ。海外だって、ヒューレット・パッカード、マッキンゼーなどは創業者(あるいはコンビ)の名前をとったものである。

政党だって本来はそうであるはずだ。今回の「国民の生活が第一」というのも、そういう理念だと信じたいところではある。

ただ、下町で小規模に暮らす小市民的には、「本当に第一に思ってくれているのだろうか?」と疑ってしまうところである。私は税金とエネルギーについて素人であり勉強中なのだが、「反消費税増税と脱原発」を打ち出しているが、本当に消費税増税なしで国がまわるのか?脱原発というがどういう状態を脱原発というのか?どのくらいの時間をかけて行うのか?そもそも反消費税増税と脱原発は本当に国民のためになるのだろうか?

この消費税と原発だが、ネットではいつも盛り上がるネタである。特に後者はそうだ。

穿った見方をするならば・・・。「国民の生活が第一」はその名前の突っ込まれやすさも相まって、ネット時代の政治を意識したネーミング、政策なのではないかと思ってしまうのは私だけだろうか?

政治にも炎上マーケティングの時代が到来したのだろうか。

ところで、政党の名前についてはいつも首をかしげてしまう。

自由民主党と言うけれど、自民党から自由と民主的な空気を感じたことがあるだろうか?
民主党にしてもしかりだ。
社民党にいたっては、福島みずほと愉快な仲間達に改名した方がいいと感じたりする。
みんなの党と言いつつ、みんなって誰なんだろう?衆愚政治の臭いを感じてしまう。

要するに「言っていることとやっていることが違う」というわけだ。これまた大人の世界ではよくある話なのだが。

読者のほとんどにとってどうでもいい話だが、私の名前である陽平は、出産前後、生まれ故郷宮城県仙台市は荒れた天候が続いていた中、出産日は太陽が照っていて平和な日だったから、世の中を照らし平和にする太陽のような人間になるようにという想いを込めて、「陽平」という名前になったそうだ。そんな私は、デスメタルとプロレスが大好きで、社畜にさえなれず、家畜として生きる世捨て人になってしまった。名前に対する責任を果たしていないと猛反省する38歳の昼である。

「国民の生活が第一」
も今後の流れによっては
「愚民の生活が第一」
あるいは
「自分の保身が第一」
に改名して頂きたい。

ところで、英語表記はどうなるのか?小沢一郎はオバマにどうやって自分の党を紹介するのか?

ここにも所詮、国内だけの、愚民相手の炎上マーケティングではないかと感じてしまう次第である。

激しく傍観することにしよう。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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