4KテレビとPerfume

小幡 績

テレビでは、国会が開会したことを伝えている。安倍首相の所信表明演説について、様々な論評が行われている。

私は、もちろん関心がある。

最近、「リフレはヤバい」という本を出して、リフレ政策を批判しているから、リフレ派が頼りにしているボス、安倍首相の演説は気になる。

しかし、テレビを見る時間がない。

ネットのニュースで済ませる。

新聞も一生懸命は読まない。

原稿を書きつかれたときに、たまたま横にあれば見る。

テレビも、気が向いたらつけてみる。

もちろん家のは、ブラウン管だ。西氏のようなすごいブラウン管でなく、ただのブラウン管である。

壊れないから見ている。それだけのことだ。

壊れたら4Kテレビを私は買うのだろうか。

疲れた頭で、西氏の記事を読みながら、茫漠と考えていた。


私は、やはりテレビを買うだろう。

テレビを熱心に見なくとも、やはり、家にテレビがないと落ち着かない。

どんなテレビを買うか?

インテリアとしてのテレビだ。

部屋になじむ大きさのテレビを買うだろう。

オーディオマニアの私としては、凝りだせばきりがなく、それは面倒なので、普通のテレビを買うだろう。

どんなにPerfumeが好きでも、Perfumeが見られれば、それでいいのであって、マニアックになるのはオーディオのときだけだ。

テレビがどんなサイズであるか、価格はいくらか、ということは重要であるが、性能については、そのとき買える物の中で、コストパフォーマンスが高いものを買うだろう。

32インチで5万円の4Kテレビがあれば、39800のやや画質の劣ったテレビを買うことはしないだろう。

40インチで8万円なら、その週に馬券が当たっていれば、迷わず買うだろうし、飲み会が続いて、出費が多い週であれば、5万を切っている普通のテレビか、32インチの4Kと比べて買うだろう。

気分がよければ、店員の薦めるほうを買うだろうし、すねていれば、価格comの口コミを見すぎて、わけがわからなくなりながら、勢いでどちらをポチるか、予測がつかないだろう。

そんなものだ。

僕にとってのテレビとは。

私が、多数派か少数派かはわからない。

でも、自分はそう思う。