やまもといちろう氏対イケダハヤト師観戦記 最低で最強だったイケダ師

2013年04月13日 09:49

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少し前に話題になったやまもといちろう氏対イケダハヤト師の対談が、講談社ホールにて開催された。チケットを取れなかったのと、お金を払って見るのが癪なので講談社のすぐ近くにある居酒屋の個室でアラフォー男2人とともにニコ生で見た。

結論から言うと、やや期待はずれで不完全燃焼という感じだ。期待していた格闘技の試合がずっと膠着状態だったような、そんな気分である。バカでも暇人でもないのだが、観戦記である。


実際、どうだったのかは、ニコ生でタイムシフト視聴できるのでそちらをチェックして頂きたいのだが・・・。ところどころ刺激的な展開もあったものの、基本、かみ合わないままずっと進んでいたという感じだ。明らかにやまもといちろう氏の話の方が筋が通っていて、共感できるのだが。イケダハヤト師の発言はいちいち投げかけの答えになっていないし、筋が通っていなかった。というか、今回もMacBook Airを壇上に持込み対談中にずっと覗き込んでいる状態。失礼なのでやめた方がいいと思うのだが。

さらに、今回のイベント開催の功労者である徳力基彦氏が司会をしていたのだが、はっきり言って話しすぎ。途中、イケダハヤト氏は置物状態になっていた。ニコ生のコメントでも「徳力、話しすぎ」という内容のものがいっぱいだった。私もそう思った。まるでプロレスや格闘技の悪徳レフリーを見ているような感じだった。イケダハヤト師がやまもといちろう氏との対談に応じたのは、徳力氏がこのようにフォローするという密約があったのではないかとすら疑ってしまった。

ちゃんと会場で見た友人数人も合流し、現場の空気も聞いたのだが、実に微妙だったようだ。これは、徳力氏に文句を言うしかないと思い、公式2次会に男女7名で乱入。プチデモ行進を行い、「徳力は、話し、すぎだー!」などと本人に直接シュプレヒコールを叩きつけた。

ただ、本人と会ってみると、やや映像の解釈も変わった。司会は、あれくらい介入というか、発言せざるを得ない状態だったのだと解釈した。

やまもといちろう氏も、やや切り込みが甘かったのではないかと感じた。たたみかけるようなラッシュと、決定打を期待したのだが。時間配分もやや甘かったか。

とはいえ、その場の空気なども含め、明らかになったこともあるのではないだろうか。イケダハヤト師というのは理解しにくい存在で、様々な新しいコンセプトのようなものや極論を浅い知識で発信するのだが、根は実はピュアなような。でも、結局、自分のことしか考えていないような。この方を86世代代表などと持ち上げるメディアはどうかと思うのだ。

もっとも、一番得したのはイケダハヤト師だというのも事実だ。手間をかけずにイベントを開催でき、応援したいNPOへの寄付金を作れたのだから。会場で置物と化して、対談相手と司会にひたすら話させて。寄付にまわるお金だとはいえ、3000円の入場料をとって、あの内容というのはプロ根性を疑ってしまう。

2月下旬くらいからイケダハヤト熱が急激に冷めていたのだが、昨日で完全冷却である。これからはイケダハヤト師について言及することは基本、しないことにする。

というわけで、不完全燃焼ではあったが、イケダハヤト終了を感じた夜だった。

こんな面倒くさいイベントを開催してくれた徳力さん、ありがとう。初対面でいきなりシュプレヒコールで正直すまんかった。

なお、私のイケダハヤト的な人に関する論のようなものは『自由な働き方をつくる 「食えるノマド」の仕事術』『「意識高い系」という病』にまとめてあるので、ご一読頂きたい。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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