本当に飛ばしていいのかB787

2013年04月23日 12:18

20120828_B787
「オールジャパン」などとオダテられたB787が火災事故を多発させ、運航停止になったのが2013年1月のことです。事故の原因を特定するため、ボーイング社や米国の国家運輸安全委員会(NTSB)が調査を続けていました。事故対策ができた、というボーイング社の報告を受け、米国米国連邦航空局(FAA)が運航再開を承認する動きになっています。


ローンチカスタマーのANAなど、機材調達をした各航空会社は安全の確認ができ次第、一刻も早く飛ばしたい。しかし、それに待ったをかけているのがNTSBです。「パイプの煙と愚痴と」というブログでは、事故対策は単なる「対症療法」と書いています。つまり原因はわかっていない、ということ。今日4月23日、24日にはB787の事故原因についてNTSBが公聴会を開き、その結果次第ではFAAも安易な判断はできないでしょう。日本の国交省はFAAに黙ってついくだけ。マスメディアも広告主の航空会社に遠慮して何も言えない状態です。

ただ、どんなものにもリスクはあります。利益とリスクを天秤にかけて生きているのが我々ヒトを含めた生物です。B787は燃費の意味でも性能の意味でも確かに「画期的」な機体。本格的に運航が始まれば、これからの航空運輸に大きな影響をおよぼすでしょう。ANAはもちろんJALなど、運航の判断をまかされた各航空会社は悩ましい。しかし、UA(ユナイテッド航空)が5月下旬から運航再開を予定しています。「オールジャパン」はタワゴトだとしても、ボーイングに近い米国のUAは少なくともANAなんかより情報が入りやすいはず。今後のUAの判断はかなり大きい、と思います。

表題の記事では、FAAの承認理由や改善策、ボーイング社の発言などを紹介しています。ようするにフェールセーフで問題が起きても防ぐようにした、ということ。ボーイング社幹部は「さらに良い機体に変身」と表現。これ「さらに安全な機体」とは、口が裂けても言えないんでしょう。この「TrabelresMedia」というブログでは、B787でなければ行けない場所など地球上にどこにもない、と書いている。もうこうなると、乗る乗らないはあなたの「自己責任」です。乗る人が少なければ、航空会社も調達を諦めざるを得ないでしょう。
レスポンス
ボーイング、数週間後に787のデリバリーを再開…マックナーニCEO「787の優位性は不変」


安倍総理の女性役員登用の要請は、なぜ、今、なのか。
常夏島日記
女性の労働力の活用、というのは、笛吹けど踊らず、という状態がずっと続いていたわけです。少子高齢化で労働力人口がどんどん少なくなっていく。外から入れるのか中でまかなうのか。日本の特質から言って移民に抵抗があるんなら中で探すしかない。なら女性だ、ということなんだが、産業界は新たな労働力を入れる場合、従来と同じ「権利」を振りかざす社員なんかもう欲しくないんですね。今後の日本はそんなに成長もしないし。せっかく正規雇用から臨時雇いに変えたばかりなのに、なんでわざわざ小うるさい労働者を新たに雇い入れなきゃならないんだ、というのが本音です。ようするに、日本の企業は総じて、日本のこと、日本人のことなんかどうでもいいんでしょう。国内市場に見切りをつけてると言っていい。そして、これがグローバル化の一側面です。

受託だからこそ僕は生きていける
ネコメシCEOブログ
企業内の人材活用について現役の経産省官僚の方が何やら書いてます。アゴラでも山口巌氏の論考があったんだが、官僚に好意的な人たちは擁護にまわり、ちょっと嫌い、というような人たちはDisったりしてるようです。このブログでは「公私混同人材」という言葉について書いている。「他人のふんどしで相撲を取る」という表現がありますが、他人のふんどしを身につけるのは嫌だ、という人も多いんじゃないかと思います。他人を利用してるつもりが、いつの間にやら滅私奉公になってた、なんて泣き笑いな話もありそうです。

産経ニュースに新しくついた「川柳を書く」機能がファンキーすぎる件について
nanapi
江戸時代には「落首」なる手法で庶民が政経批判を展開しました。江戸に近い印旛沼の干拓事業は、田沼意次や水野忠邦らが失敗。江戸の庶民が「田沼にもこりず印旛の沼をほり根も羽もたやす水の沢瀉」など、痛烈な落首を残しています。川柳はもうちょっと毒のない表現。現代の大新聞でも川柳は人気のようで、インターネット時代になるとこういう手法で庶民の皮肉を集めるようになった、という次第。みなさんも投稿してみたらどうでしょう。

enchantMOON価格決定プロセス / “新しいコンピュータ”が39,800円である理由
UEI shi3zの日記
こないだ当コーナーでも紹介した手書き入力タブレット端末の紹介です。今日から予約できるらしい。値段がちょっと微妙です。約4万円。高くもないんだが安くもない。昨今のタブレットは安いですからね。しかしマグネシウム合金でできていて、けっこうな有名人が開発に携わっています。このブログでは、開発社長が値段の理由について書いている。フォントは大事ですね。何台売れるのか、経営者としては悩ましい。しかし、原価が3万円のハードは9万円で売る、というのが「常識」というのはなんかスゴいですな。

収益を邪魔している原因を1日以内に発見する11の方法
GIGAZINE
うーん、そうかなぁ、という記事です。ダウンロード前にアンケートさせる、というのは抵抗がある。ようするに何かもらえないと人は動かない、ということです。しかし商品力に自信があって、それでもダメなら理由を探りたくなります。

タカラズカのブスの25条から見えてくる本当の美しさとは何か
sadadadの読書日記
「ブス」の語源は猛毒のトリカブトからきてるそうです。漢字では「附子」で、これはトリカブトの根のこと。トリカブトに入っている神経毒のアルカロイド系アコニチンは古今東西で暗殺用に使われてきました。ヒトの致死量は約2mg/kg。解毒剤はありません。これを飲んだら顔がみにくく歪んでしまい、その顔つきをブスと言い始めた、というわけ。だから男女の別はありません。このブログでは、こんな人が「ブス」になる、と書いているんだが、これが全て当てはまる人はブス以前にちょっとつきあいたくない人です。

本当にやりたい仕事を明確にする3ステップの自己分析法
ライフハッカー日本版
人間というのはおかしなもので、人から強制されると急にモチベーションが下がったりします。義務教育期間は各国や地域で目的が違うんだが、日本のそれは、この狭い共同体の中でいかに軋轢を生まず摩擦を生じさせずに生きていくか、ということになります。やりたくない仕事でも我慢してやれ、ということ。みんなが手前勝手にやりたい仕事に就いたら困るだろう、という同調圧力がどこかにある。やりたい仕事なんか見つからない、という前提があるのかもしれません。一度みんながやりたいことを好きなようにやってみたらどうでしょう。

ネタバレを過剰に気にしすぎることの弊害について
The Red Diptych
確かに書評にしても映画評にしても「ネタバレ」を回避しつつ、的確な内容を書いたり表現したりするのは大変です。これは「ネタバレ」はそんなに悪いことなのか、という長い長いブログなんだが、誰かの「評価」を気にしたり基準にしたりして何かをチョイスする、というのはしてもしなくても自由なので「ネタバレ」が嫌なら読まなきゃいい。だから「ネタバレ注意」なんて交通標識みたいなものが出てくるわけです。「評価」する側というのはポジティブにせよネガティブにせよ、他人に何かを知らせたいわけで、そこが問題になってくるんじゃないかと思います。送り手と受け手の齟齬、ミスマッチですな。

宇宙服新時代に突入か?真空状態でも生きたままでいられるナノスーツを開発(日本研究)
カラパイア
「体に塗る」これだな。しかしナノテクというのはポテンシャルがあります。なんでもかんでもナノテクじゃワケワカラメなんだが、この研究では昆虫の幼虫が「身にまとっている」粘液状のナノ物質に着目。電子顕微鏡下では真空にしなきゃ観察できず、普通の生物なら死んでしまいます。しかし、昆虫の幼虫は死ななかった。なぜだろう、というわけです。浜松医科大「針山研究室」に出てますが、幼虫が生きた状態で電子顕微鏡観察が可能になったことから発見された物質で、ほかの生物に同じような物質を塗布しても効果があったらしい。ヒトの体に塗って真空の中で生きていける時代がくるかも、という話。宇宙空間でヒトがどうして生きていけないかといえば、空気がないという以前に真空に近いので沸点が体温より低く、宇宙空間へ出た途端、血液が沸騰して一瞬で死んじゃうわけです。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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