「ガルパン」や「艦これ」はナゼ流行る

2013年08月21日 12:54

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アニメ『風立ちぬ』の大ヒットで、戦争は嫌だけど兵器は好き、というのが一般市民の「たしなみ」になりつつある、というのは冗談ですが、最近になって第二次世界大戦モノのアニメやゲームが大人気です。その代表は『ガールズ&パンツァー』、略称「ガルパン」です。「パンツァー」というのはドイツ語で「戦車」のこと。大戦中に運用された各国の戦車が出てくる。華道や茶道ならぬ「戦車道」というのがある、という架空の女子校の話です。またオンラインゲームで話題になっているのが『艦隊これくしょん』、略称「艦これ」。こっちのほうは、旧日本海軍の軍艦が女子高生などと合体して出てくる。育成系ゲームなんだが、お盆休みに始めてハマってしまった人も多そうです。


戦前の日本は、アジアで唯一の「近代国家」として覇を唱えていました。米国に刃向かってコテンパンにやられちゃったんだが、いわゆる「列強」の一角に入り、その軍事力が欧米から脅威とみなされるような国だった。しかし、戦後は一転して平和主義を標榜し、表向きには軍事力を持たないことになった。

一方で「戦争は政治の延長」という言葉があるとおり、国家の総力を注ぎ込んだ軍隊や兵器には、何か一種独特の「魅力」があるのでしょう。毎年、8月になると陸上自衛隊の総合火力演習が富士山の裾野で行われていますが、この観覧券の競争率がモノすごいことになっているようです。特別な縁故でもない限り、滅多に入手できるもんじゃない「ももクロチケット」化している。こうした現象もまた、軍隊や兵器という圧倒的なパワーに魅せられる人がそれほど多い、ということの表れでしょう。

東アジアにおける米国の戦略転換やパワーバランスの変化により、中国の「脅威」が相対的に巨大化しつつあります。北朝鮮の存在をみるように極東では「軍拡競争」が始まろうとしている。地政学的に日本は重要であり続けているんだが、とりわけ沖縄の位置は扇の要のようになっています。

「戦争が政治の延長」というのは帝国主義時代の言葉で核兵器の時代には通用しない、という意見もあります。しかし、中東戦争やアフガン紛争、ベトナム戦争、中越戦争、フォークランド紛争、湾岸戦争など、第二次世界大戦後にも世界中で多くの戦争が起きている。軍事力が「抑止効果」を発揮するのは当然であり、国際政治が圧力をかけ合う押しくら饅頭であるなら、経済力も含めて力を抜いたほう、弱いほうは寄り切られてしまうでしょう。「ガルパン」や「艦これ」といったゲームが人気になる背景には、我々が昨今のアジアにおける国際政治の現実を肌で感じつつあることがあるのかもしれません。

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ガルパンと艦これ

※画像はDMM.comの「艦隊これくしょん」トップページ。


「カレーライスの誕生」小菅 桂子 著
Kousyoublog
このブログで紹介されている本によれば、日本でカレーについて最初に言及した文献は、まだちょっと諸説あってわからない、ということのようです。カレーは明治期に牛や豚などの肉食が普及していくのと軌を一にして広まっていったのだそうで、軍の食事として一般的になったのは有名な話。すでに「国民食」となっているカレーなんだが、まだまだ奥が深い食べ物のようです。

「臨死体験は心停止後の脳活動の結果」との研究結果
スラッシュドット・ジャパン
とりわけ驚くべき研究結果ではありません。心臓は停止後に蘇生することがよくあり、血流がなくなって酸素不足になった脳が「幻覚」を感じる、というわけです。しかし、この紹介記事にある「超活動」とか「超覚醒」した状態ってのはどんなものなんでしょう。LSD系の麻薬なんかの幻覚と同じようなものなのか、それとも違うものなのか。脳はとにかく神秘です。

トヨタ 伝統のカローラにハイブリッド登場
clicccar
こないだBSの番組で作詞家の浜口庫之助の足跡をやってたんだが、その中で小野リサさんが『恋のカローラ』というカローラのCM曲を歌ってました。これがまた洒落ていて素晴らしい曲。トヨタも昔はいいCMをやってたわけです。小野さんは浜口庫之助と多少の関係があり、この曲を歌わせたブラジルのクラウディア・ラロという歌手をマネージングしていたのが小野さんのお父さんだったらしい。クラウディア・ラロはホンダのバイクのCMソングも歌ってました。

「ジョブズの映画は間違っているところがたくさんある」とAppleの共同創設者ウォズニアック氏が指摘
GIGAZINE
ウォズニアック氏がウソをついてるとは思わないんだが、映画『ソーシャル・ネットワーク』でもマーク・ザッカーバーグ氏らの言動を必ずしも正確にトレースしてたわけじゃありません。ただ、こっちのほうは方向性が逆のようで、ジョブズ氏の「神格化」に対して首を傾げているのかもしれません。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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