15年で4億円稼いだ「ブックライター」の仕事術 --- 内藤 忍

2013年11月14日 09:40

上阪徹さんの新刊「職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法」を読ませていただきました。上阪さんとは、お仕事でインタビューをしていただいたり、マネックス証券の書籍を執筆されたときご一緒したりと、公私に渡り接点の多いビジネス書仲間です。


しかし、彼の仕事のクオリティは、ずば抜けています。締切には絶対遅れない、出来上がった原稿は毎回ほとんど修正の必要がない。そして、クオリティだけではなく、書いている量も半端ないボリュームです。安心して、お仕事を紹介することができる、数少ない信頼できるビジネスパートナーなのです。

この本にはそんな「ブックライター」、つまりプロの書き手としてのノウハウが詰まっています。

本を書くという仕事を成し遂げるには3つの要素が必要だと思っています。「コンテンツ力」「執筆力」そして「出会い力」です。

コンテンツ力とは、本になるためのネタ、素材です。誰でも本になるような素材は持っていますが、問題はそれをどのような切り口で見せるかです。そもそも書こうとすることがなければ、本を作ることができません。著者の頭のひねりどころです。

そして執筆力とは、コンテンツを実際に文章にしていく力です。単行本1冊が大体10万字ですから、10万字のまとまった文章を最終的に書き上げなければなりません。多くの読者を魅了できる大量の文章を書ける人というのはいそうでいないものです。

最後の出会い力というのは、編集者と出会い、出版社から出版のOKを取ることです。普通の人は編集者に会う機会はなかなかありませんし、編集会議を通すような企画書を書くノウハウは持っていません。

1人の著者がこの3つの力を持っているケースというのは意外に少ないものです。プロスポーツ選手で極めてユニークな実績をあげているけど、本を書く時間がない。平凡なビジネスマンの面白いエピソードがあるのだけど、編集者に気が付いてもらえない・・・。

そこで、分業化です。それぞれの分野に強みが1つでもあれば、残りの必要な要素は、アウトソースすれば良いのです。

例えば、出会い力が無いという人は、ビジネス書出版プロデューサーの水野俊哉さんがやっているような出版セミナーを活用できます。企画書の作り方から出会いの機会まで提供することで、出版の確率を高めてくれます。実際、私の知り合いにも出版までこぎつけた人がたくさんいます。

上阪さんのような「ブックライター」の仕事とは、執筆力を代行してくれるプロフェッショナルです。このような仕事をしている人は世の中にたくさんいますが、クオリティに大きなバラツキがあります。仕事の質と量に置いて、日本のブックライターの頂点に立っている上阪さんの仕事術は、ブックライターを目指す人だけではなく、本を書きたい人、文章がスラスラ書けるようになりたい人など、文章というものに関わる全ての人にたくさんのヒントを与えてくれます。

仕事はドイツ車で優雅に通い、土日は基本的に休んで、世田谷の高級住宅地で執筆し、15年で4億円以上稼いだライフスタイルも興味深く拝見しました。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2013年11月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。


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