後ろ暗い選挙資金を「借りたカネ」ですませるか

2013年11月26日 21:40

疑惑の渦中にいる猪瀬直樹東京都知事が、徳洲会グループから5000万円を受け取った「借用書」を公開したようです。記者会見で猪瀬知事は、このカネを「個人的な借り入れ」と強調。焦点となっている金額や誰が誰に要求したのか、という点については、5000万円は徳洲会の徳田毅衆院議員から提示された、と言っています。


猪瀬都知事は、2012年11月6日に徳洲会グループ総帥の徳田虎雄元衆議院議員に都知事選出馬の報告へ出向き、同じ月の14日に都内の飲食店で右翼団体幹部の同席のもと、虎雄氏の息子である徳田毅議員に選挙資金の話を出したそうです。その後、19日に毅議員の議員から電話があり、猪瀬都知事は20日に同議員の議員会館事務所を訪ね、5000万円を「借用」したと主張。喉から手が出るほど欲しい重要な金額の提示は、19日の電話の際か20日に出向いたときだった、と言っています。

「貸してくれる金額がいくらか、いつ聞いたかわからない」というのも面妖な話なんだが、同席した右翼団体幹部の存在といい、都から補助金をもらっている徳洲会グループから選挙資金の提供を受けた件といい、足元が危ういどころの騒ぎじゃありません。石原慎太郎前都知事から「禅譲」された権力を、脇目も振らず必死で盗りにいく、醜い元作家の姿が浮かんできます。「政治」というのは怖い。人をこれほど変わらせるんですね。

政治活動にカネがかかるのは理解できます。多くの有権者も、まったくの資金ゼロで政治家が政治活動や選挙活動をやれるとは思っていないでしょう。そして政治活動である以上、そこには利害関係が加わります。その政治家を応援する、という行為自体、応援する側の得になるからやるわけです。これもまったくの見返りがなければ、有権者も応援などしないでしょう。ここでカネと見返りの間につながりができます。多額のカネを使って政治活動や選挙活動をすれば、それだけ大きな影響力を発揮できたり選挙で勝てたりする。政治がカネで買える、といわれるのも宜なるかな、といったところです。

政治につきもののカネと見返りの関係が、あまりにも露骨過ぎると贈収賄という疑獄事件になります。政治家自身は自分の手足を縛りたくないので、事件化される可能性のある法律は作らない。立法府の中の人が自分に不利になる法案を通すはずはありません。このへんが有権者からすればもどかしい限りです。表題ブログを読むと、どうやら「借りたカネ」なら問題にならないらしい。東京都民もバカにされたもんです。

治大国若烹小鮮 ─ おがた林太郎ブログ
政治家への寄附の仕方


ソフトウェアが世界を変えている
うめのんブログ
インターネットの広がりとIT技術のイノベーションにより、世界中の人々の暮らしぶりが大きく変化しつつある、というブログです。これは当然なんだが、その変化が想像以上でありありとあらゆる物理的なサービスや商品がネットとITによりどんどんデジタル化されている、ということらしい。デジタル化できないものも何かしらネットやITが介在し、その中身や使い勝手が変化する。さらに、携帯端末の劇的な普及により、デジタル化を進めるためのアプリ、ソフトウェアが大きな影響を与えている、というわけです。

「すき家」と「吉野家」の生卵の話
いつか電池がきれるまで
生卵をかけるのが好きな人っていますね。そういう人は、カレーなんかにかけたりする。個人的にはトンデモない話なんだが、牛丼に生卵、というのはつきものらしい。あれはスキヤキの感覚なのか。生卵というのは素晴らしい食べ物で、あまり味を主張しないわりに、しっかりと生卵感をかもし出します。物価の優等生と言われるだけあって安いし栄養価も高い。しかし、生卵がついてくると、どこかお得感があります。このブログでは、生卵が殻付きで出てくる牛丼チェーンと割ってから出すチェーンがある、と首を傾げています。いずれにせよ、生卵をどこでも気軽に安全に食べることのできる国は日本くらいなんじゃないかな。

レバノン、壊される宗派共存の知恵
ニューズウィーク日本版
「歴史的」と言われる今回のイランと欧米の歩み寄りの背景には、こんなこともあるかも、と考えさせられる記事です。イランとヒズボラがアサド側を支援し、サウディアラビアやカタールが反政府側を支援するシリア内戦の構図が、あちこちに飛び火しつつあるらしい。イスラム内の宗派対立は、イランイラク戦争あたりから顕在化してきてるんだが、その背後にはイスラム内を混乱させたい欧米勢力の意向がちらつきます。イランなどはシーア派であり、サウディアラビアらはスンニ派で、中東のモメごとの多くはこの二つの宗派の代理戦争の性質がある。レバノンやイランにもこうした宗派対立が及んできている、という話。この記事では、とりわけ、こうした宗派間の対立を緩和し、両者が良好な関係を続けてきたレバノンでの共存モデルが脅かされている、と書いています。

オリジナルの「世界で一つだけの海カレンダー」売上の一部をフィリピン支援金に
OCEAN+α
この11月24日、中国マカオでボクシングのマニー・パッキャオの復帰戦がありました。フィリピン出身のヒーローであり同国の国会議員でもある元6階級制覇チャンピオンとしても是が非でも負けられない試合だったでしょう。歯切れの悪い判定で勝ったんだが、あれは「完全復活」とは言えないと思う。とにかく、先日の巨大台風の被害が甚大なフィリピンに世界中から支援の手が差し伸べられつつあります。この記事もその一つ。「世界で一つだけの海カレンダー」はここで注文できるようです。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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