日本の子どもの学力は国際的にどのあたりに位置するか

2013年12月04日 20:27

1997年からプログラムの開発が始められ、2000年の第一回から3年ごとに実施されている「OECD 生徒の学習到達度調査(Programme for International Student Assessment、PISA)」というものがあります。経済協力開発機構(OECD)加盟国などが参加する国際的な生徒の学力比較調査です。その内容は、各国の学校教育をされている15歳前後の生徒を対象にして、読解力、数学リテラシー、科学リテラシーを調査します(年度によって問題解決能力の項目も)。その2012年に実施した結果が今回、発表されました。


これ、第一回2000年の調査で日本は数学的リテラシーで1位、読解力で8位、科学リテラシーで2位でした(問題解決はなし)。それが第二回2003年になると科学リテラシーは2位を維持し、問題解決能力が4位だったんだが、数学的リテラシーと読解力でそれぞれ順位を落としてしまった。数学的リテラシーは1位から6位に転落しています。その後、2006年、2009年と各項目とも日本は10位以内あたりに位置し続けるものの伸び悩み、2009年には中国上海(中国は香港、上海の二カ所から参加)が1位をほぼ独占。何やら経済の伸長度が象徴的に表れるような結果が出ています。

で、今回の2012年の調査では、日本は数学的リテラシーで8位、読解力と科学的リテラシーでそれぞれ3位に浮上し、やや持ち直した結果になったそうです。表題ブログで紹介されている通り、今回の内容については文科省の国立教育政策研究所という機関の「OECD 生徒の学習到達度調査 ~2012年調査国際結果の要約~」に詳しく解説されているんだが、それまであまり上位に食い込めなかった読解力での上昇が目立ちます。ただ、気になるのは、三項目とも上海が1位を独占し、日本の上にはどの項目でも香港とシンガポールが頭を押さえられていること。これは将来、国際労働力の流動化が本格的に始まったとき、日本の労働者が大きなハンディキャップを追うことにつながりかねなりかねません。

官庁エコノミストのブログ
数学、読解力、科学ともに日本が順位を上げた PISA2012 の結果やいかに?


僕が独立以来2年半着ていなかったスーツを再び着ようと思った理由
No Second Life
世の中には「スーツフェチ」という女性がけっこうたくさんいます。女性はネクタイにスーツなんてほとんど着ませんからね。あの感情ってのは、どうもファザコンと連動してるような気がします。個人的にネクタイにスーツの生活は過去の人生でもまったく送ってないんで、たまに着る機会があると七五三的な違和感を感じます。ただ、あれは何を着るか迷わなくていいんでとても便利ですね。このブログでは、スーツとカジュアルをTPOで着たり換えたりするのが本来の使い方なんじゃないか、と書いている。たまに着ると新鮮な気分になれるファッション、というのは、いくつになっても持っていたいもんです。

病(辞)める教員たち
データえっせい
モンスターピアレントに怯え、学校の管理システムにスリ切れ、職員室の人間関係に疲れ果て、子どもたちの対応に真剣を使い、小中学校の教員は大変な時代に生きています。低学年児童への教育は、国家体制の維持のために手放せない「利権」であり、彼らにどんな「思想」や考え方を吹き込むか、という学習方針をめぐり、国家と教職員はずっと鍔迫り合いを続けてきました。しかし、すでに日教組にはほとんど政治的な影響力もなく、自治体の役人や文科省がどや顔で跋扈し、彼らを守ってくれる存在は皆無。政治活動なんてもってのほか、という状態で日々の仕事に忙殺させられ、校長昇進という飴と労務管理の鞭で操作させられている、といった感じでしょうか。社会的重圧が強いわりに、昔ほど尊敬もされず、権利ばかり主張する児童や保護者の対応が厳しすぎる。これじゃ病んじゃいますね。このブログでは、2000年台に入ったころから公立小学校教員の病気離職率が急増し、とりわけそれは教員になったばかりの若い年齢層に顕著、と書いています。

私的録音録画補償金制度の拡大は、音楽・映像の製作・流通産業を殺す
見て歩く者 by 鷹野凌
ネット民から「カスラック」と揶揄されるJASRACなんだが、JASRACが中心になった著作権団体が「私的録音録画補償金制度」指定の家電機器などの範囲を広げようとしているようです。技術進歩や記録メディアの変遷により、この制度が制定された1990年代前半から上京が大きく変わっています。今やVHSはもちろんMDやDATなんて使ってる人はほとんどいません。制定時にはアナログからデジタルへの記録に補償金が発生することになっていたわけで、デジ→デジでは対象外になっています。著作権団体は、これをアナデジに限らない複製機能付き機器に広げよう、というもの。このブログでは、今のスマホやあらゆるデジタル記録媒体にまで範囲が広がれば、ユーザーの離反を招き、結果的に著作権者の利益に反し、コンテンツ制作者や流通を壊滅させるだろう、と書いています。

Why Did Apple Buy A Social Media Analytics Company? Probably For Its Search Engine
Business Insider
米国Appleがどうして「Topsy」というソーシャルメディアの分析会社を買収したのか、という記事です。買収金額は、2億2500万ドルだったらしい。これはAppleの過去のM&Aでは7番目の額だそうです。AppleのOSで脆弱な部分がいくつかあるんだが、検索エンジンもその一つ。この記事によれば、Topsyの持つ検索システムが欲しかったのではないか、というわけです。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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