メダル獲得数礼讃をいさめる声

2014年02月24日 11:57

ソチ五輪が終わりました。日本選手勢は、海外で開催された冬季五輪では最も多い8個のメダルを取ったそうです。種目別では、スノーボードが銀2銅1の三つで、スキージャンプの銀1銅1を抑えて最高。フィギュアは男子の金一つ。女性はふるわなかった。クラシックなノルディック系復活の兆しも見える一方、スノーボード、モーグル、スキーフリースタイルといった比較的新しい競技で強さを発揮しています。また、スピードスケート系は残念ながら、なかなか結果を出せませんでした。


ところで、日本選手のメダルの獲得数では、早くもぬか喜びをいさめる意見が出ています。メダル獲得数が海外大会での過去最高、とJOCが胸を張る一方、どんどん増え続けている冬季五輪の種目数から言えば、喜んでいる場合ではない、というわけ。国別メダルランキングでは、ソチでの日本は17位でした。金メダルが一つもなかったバンクーバーが20位(銀3銅2)、メダルが金一つだけだったトリノが18位。けっして日本が強くなっているわけではないことがよくわかります。

浅田真央選手の演技に感動した人の多さをみるように、五輪はメダルだけではないことは自明なんだが、実際、種目数は前回バンクーバー大会より10種目も増えています。ソチ五輪では、金銀銅合わせてなんと294個のメダルを取り合いました。出場枠を争ったレスリング騒動が記憶に新しいんだが、夏季五輪はインフレ気味の競技数を抑える傾向にあります。一方、冬季五輪では、大会ごとに種目が増え続けて「メダル飽和状態」が起きている。まだ出場国が少ない冬季大会は、放送権料やスポンサーなどがからんだ高緯度地域の豊かな国々のための五輪だからでしょう。

大ベテランや若い選手の活躍もあったし、男子フィギュアの金メダルも素晴らしかったんだが、今回の冬季五輪は「メダル囓り議論」や「浅田真央選手に対する森元の老婆心騒動」など、競技よりも別の話題で盛り上がった感もありました。前回バンクーバー五輪の際の言動でフルボッコになった國母和宏選手も、二つのメダルの貢献者、ということで手の平返しに合っています。ここにはまだグローバル化の波は押し寄せていないらしい。いずれにせよ、次は韓国での冬季五輪なので、またいろんな方面からの盛り上がりが期待できそうです。

IRORIO
ソチ五輪閉幕!歴代2位のメダル獲得&メダル数以上の感動ドラマ!


朝型人間の増加はビジネスにも影響
起業の目
景気が良くなると夜の街が繁盛するなんて言うんだが、接待交際費が潤沢にある時代の話です。今ではどの会社も経費には厳しい。自腹で飲み食いするのも大変なので、タクシーにも乗らずに歩いて帰宅し、家飲みで我慢なんて人も多いんじゃないでしょうか。このブログでは、朝型の人が増えてきたせいか、朝型のビジネスも目に付くようになってきた、と書いています。早起きは三文の得になるのかどうか、よくわからないんだが、朝日を浴びてから仕事を始めると気分がいいのは確かです。脳下垂体とか視床下部とかが、体のサーカディアンリズムをリセットしてくれるからでしょうか。

老人のプレイヤーがストリートのバスケットボールの試合に突然入って来ると、マジックのようなプレイが続発します。
坂井直樹のデザインの深読み
けっこう前のPepsi MAXのYouTube動画なんだが、NBAのクリーブランド・キャバリアーズに所属しているカイリー・アーヴィング選手が出てます。なかなか痛快で楽しい作品です。しかし、どう特殊メークでごまかしても、やはり目の鋭さ、目力の強さは隠せません。現役のプロバスケットボール選手というのは、眼光が異様に鋭いことがよくわかります。日本でならさしづめ草野球の試合に、老人になったマー君が飛び入り参加して連続三振に討ち取る、といったところでしょうか。

メダル噛む自由と御国の為の戦い
materialize.jp
この不毛な「論争」ほど、ネット上「だけ」の意見が、いかにも大多数のように見えることをあらわしているものはありません。メダルを噛む行為を「不謹慎」で「品がない」と思ってる人はそんなに多いんでしょうか。このブログでは、国のためか自分のためか、という話になってるんだが、こうしたことを批判する人の動機になっているのは「税金を使ってるのに」というものも大きい。しかし、税金ったって、スポーツ振興に使われるのは国民1人あたり1円にも満たない金額。そんなんでよく、金を出してる、と言えるもんだ。「公」と「私」の関係で言えば、どうも最近「公」の重視が声高に聞こえてくるような気がします。

Photographer Explores Beauty Through Facial Symmetry
MY MODERN MET
現生の生物のほとんどは、ほぼ左右対称にできています。これは、米国のカメラマンが我々の顔のシンメトリーが本当に美しいかどうかを探るため、画像処理で鏡像で人為的に左右対称にした写真と実物の写真を並べているもの。我々は両腕や指など、顔だけではなく外見的にも左右対称なんだが、臓器は心臓など左右対称ではないものも多い。ヒラメやカレイは、進化の途中から体側の左右を上下にしています。外見的な左右対称度合いは、特に生殖行動で配偶者を選ぶ際、遺伝的な疾患や病気の有無を判断するための重要な基準になっている、という意見もある反面、我々が左右対称の顔に惹かれるかどうかについての調査ではほとんど差がなかった、という話もあります。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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