歩行者をはねたパトカーに過失はあるか

2014年04月14日 11:18

高知県で緊急走行中の覆面パトカーが道路横断中の自転車とぶつかり自転車に乗っていた男性が重症を負ったり、兵庫県でミニパトカーが乗用車と衝突して母子が亡くなったり、大阪府でパトカーが歩行者をはねて死亡させたり、といった事故が続発しています。また、埼玉県では、4月6日に違反バイクを追跡中のミニパトカーが事故を起こしていたのにも関わらず、それを公表していなかったことが発覚しています。また、全国的に行政機関などが使う公用車を含めた事故が増加しているらしい。


いわゆる「緊急車両」、緊急自動車には、消防車や救急車、パトカーや白バイなどの警察車両、自衛隊の車両、道路の保守管理用車両、血液運搬車、電気やガスなどインフラの応急措置用車両などがあります。一口に「緊急車両」と言っても多種多様です。また、多くの緊急自動車にはドライブレコーダーが備え付けられている。これら車両は規制速度を超過して走行するため、事故発生時の過失責任割合などを明確にする必要があるからです。

ただ、パトカーや白バイが速度違反などを取り締まる場合を除き、緊急自動車もその道路の標示制限速度を超えることはできても、道交法の速度上限を超える走行することはできないらしい。警察の取り締まりでも、かなり慎重に追跡するように決められているようです。

また、道交法では、交差点などで緊急自動車が接近してきたときには、交差点内を避け、道路の左側などに寄せて一時停止、もしくは進路をゆずること、と定められています。法律上では、緊急自動車が交差点に進入する際、そこに他車両は存在せず、交差点以外の場所でも進行を妨げる車両はいないことになっている。つまり、緊急自動車の場合、赤信号でも「青信号」であり、緊急自動車が進む方向以外の信号は青信号でも「赤信号」ということになるんでしょう。

それでは緊急自動車と歩行者の場合はどうなるんでしょうか。道交法には「緊急自動車等の特例」として、同法第41条に一部条項を適用外にすることが書かれています。これによると、同法第38条の第1項の前段の規定は適用されないようです。

道交法第38条第1項の前段というのは「車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない」という内容です。

第38条の第1項は、2文節で構成されているので、前段というのはこの部分になる。では、後段はというと「この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない」となっています。

後段が適用されるなら、横断歩道に歩行者がいる場合は緊急自動車といえども横断歩道の直前で一時停止しなければならないことになります。4月13日夜に大阪の都島区で起きた、違反バイクを追跡中のパトカーが横断歩道を渡っていた男性をはねて死亡させた事故がこれに当たるんだが、報道によると男性は赤信号を無視して渡っていた、という目撃情報もあるらしい。しかし、パトカーにはドライブレコーダーが備え付けられているわけで、それを提示すればどちらに過失があるか一目瞭然。そもそも赤灯もつけず、サイレンも鳴らしていなかったようです。身内に甘い警察、などと後ろ指を指されないようにして欲しいもんです。

KUNISAWA.ASIA
事故の原因


なぜフェルミ国立加速器研究所はPowerPointを禁止し黒板を使用するのか?
Gigazine
民放の報道番組キャスターが、パワポを知らない、と吐露して話題になってるんだが、パワポという言葉自体、どこぞのソフトウェアメーカーの製品名なわけで、偏っていると言えばおかしな話です。この記事では、国際的な大規模物理研究所が、パワポを使わず、黒板などに手書きで説明するようにしている、と紹介している。パワポというのは一方向の伝達手段であり、プレゼンターと聴衆の間にコミュニケーションを構築しにくい、というわけ。聴衆からの質問を黒板に書き出したり、ディスカッションの内容が書き足されたりする。同研究所の研究者の間ではおおむね好評のようです。

テレビの前で無駄にした過ごした時間を計測してくれるツールを試してみよう
TechCrunch Japan
テレビの連ドラは、ハマってしまうと怖いです。毎週その時間になると、録画しておいても落ち着かずソワソワしたりする。ちゃんと録画できてるか、とか、どんなストーリー展開になってるんだろう、とか。一回でも見逃すと、かなり損した気になるから不思議です。テレビが我々の「時間」を奪っている、というのは事実なんでしょう。しかし、今ではテレビ以外のゲームやパソコン、スマホなども我々の時間を狙っています。本でも読んでたほうがずっと「生産的」なんだろうが、人間というのは「ムダなヒマツブシ」が大好きのようです。

An Umbrella Rental Service — Like ZipCar — Is Coming To New York City
BUSINESS INSIDER
「brellaBox」というレンタル傘のサービスについて書いている記事です。16時間、無料で傘が貸し出され、返却されない場合、15ドル課金されるらしい。ちょうど「zipcar.」のような仕組みだそうです。しかし、白人ってのは傘をささないもんだと思ってたんだが、ニューヨーカーは使うんですね。

真に素晴らしいレポートです。必読。『“女性が消える社会”いま何が』NHKニュース おはよう日本。2014年4月6日(日)。日本はKANAHARA予言どおりに変化している。人口減少はとまらない。
ロストテクノロジ研究会
NHKの番組の書き起こしです。若い女性が地方から都市へ移動し、少子化の原因になっている、という話。静岡の伊豆市の例が出てくるんだが、修善寺や伊東、熱海など、温泉街の若い女性の需要、というのも期待できないんでしょう。地方ごとにも中心部と周縁部でグラデーションがあるんでしょう。たとえば、北海道は札幌、九州は博多とか。さらに地方の中心都市から東京や大阪へ、という流れも容易に予測できる。シェアハウスの存在がこれほど影響が大きいとは、ちょっと意外でした。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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